Ken's Bar 2009 ・・・の、オマケ話。

２００９年５月２８日。
Ｋｅｎ’ｓ　Ｂａｒ　２００９　ファンクラブ先行予約当落発表日。

夢のテーブル席はＧＥＴできなかったけれど、
指定席が獲得できたとわかったその日から、
私の綿密な情報収集と計画が始まりました。

そうです。

会場は兵庫県・国営明石海峡公園（淡路島）芝生広場。

さて。どうやって行こうか？！

ライブ当日は８月３０日（日）。

しかも、夜１８：００開店。（ってことは、閉店は２０：３０くらい？）

私の仕事サイクルからして、

　１．毎週月曜日は結構忙しいので休みにくい。
　２．毎月月末の最終日はかなり忙しいので休みにくい。
　３．毎月月初の３日間は猛烈忙しいから絶対に休めない。

ということは・・・

ライブ翌日の３１日（月）はもちろん、
その週は絶対に仕事を休めないし猛烈に忙しいＷＥＥＫなので、
日帰りしなくちゃいけないこと必須です凹

そうでなければ、１日休みを取って１泊２日の旅行をかねたライブツアーにできるのだけれど。

チケット代だけで、６，８００円。

私はネットで
いかに安く、いかに早く、いかに確実で、いかに安全に往復できるか、
という方法を調べまくりました。

電車で行く方法、高速バスで行く方法、新幹線を利用する方法。

乗り換えるなら、どこの駅？
終電の時間は？

車で行くとしたら？
ＥＴＣを利用したら？
しなかったら？
所要時間は？
ガソリン代は？
レンタカーを借りたら？
本州を横断移動する？
瀬戸大橋をわたって四国を回ったほうがイイ？

ありとあらゆる手段を考え、検索し、シミュレーションしました。

結局、車でＥＴＣを使って本州を横断往復するのが一番確実で安く済む、という結果になったのですが・・・。

私の車は軽自動車。　しかも、ＥＴＣなし。
今回のＫｅｎ’ｓ　Ｂａｒに同行してくれた元派遣社員仲間で親友のＹさんも上に同じ。

マキチャントッシュ家にもう一台ある車は、デカイ４ＷＤの車。
ＥＴＣは付けてあるけど、夫婦（←私の両親）限定保険しかかけていないので、私には保険が適用されない、
というもの。

仕方がないので、ウチの隣の親戚の車（ＥＴＣ付。保険もＯＫ。）を借りることにし、でも、
スポーツカー型の車なので、「 長距離を運転するのは疲れるよ～。 」 と脅されながらも
「 愛しの堅チャンに逢うためなら！ 」 と腹をくくっていました。

ちなみに、Ｙさんは自他共に認める 「 お世辞にも車の運転が上手いとは言えない。 」 人なので（苦笑）
広島～淡路島間を私が１人で往復運転するつもりでした。

そして、ライブの１２日前。

ついにチケットが届きました！！！

さっそく開封してみると・・・
なぬ？！　岡山駅前からツアーバスが出る？！

知らなかったーッ！

岡山駅前から淡路島の会場までの往復で５，０００円。

ネットで確認してみると、すでに残席わずか・・・。

Ｙさんに承諾を得ている時間の余裕はないッ！と判断し、ソッコー申し込んで何とか２枚確保しました。

さて、今度は、自宅から岡山駅前までどうやって行くか？

電車？　新幹線？　車？　下道を通る？　高速を使う？

終電時間を考えると、間に合いそうな間に合わなさそうな・・・ってことで
車で高速を使って行くことにしたのですが、
となると、岡山駅前に丸１日車を駐めておかないといけないってことになる。

さぁ～て。
今度は近隣の駐車場を検索。

２４時間出し入れ可能で、それでいて安いところ・・・

各駐車場の管理会社へ直接電話をして、
「 午前中から駐車して、出庫するのが夜中の０時を過ぎたら料金はどうなりますか？」
と確認したり、
職場の岡山エリア担当の人に、「 あの辺りでオススメの２４時間駐車場はありますか？」
と聞いてみたりして、
ココ！っていうところを発見。

もちろん、地図で場所も確認しなくっちゃ。

ここまでくると、もう、家族を巻き込んだ “ 淡路島往復プロジェクト ” ですよ！（笑）

父が自動車保険屋さんに相談してくれて、
ＥＴＣ付きのデカイ４ＷＤの保険を書き換えた場合の年間費や手数料を何パターンもシミュレーションしてもらい、
結局、私にも保険が適用されるように書き換えをしてくれました！

お父さん、ありがとう！感謝！感激！雨あられ！（←本当に感謝しているのか？笑）

そして私は私で、その日から毎日、
自宅とフィットネスクラブの往復（片道７分だけど。笑）をデカイ４ＷＤに乗って運転の練習。

自宅の車庫入れ時には、慣れるまで母が見守ってくれて、（自宅の車庫、暗いし超狭いんです！）
父は、古いカーナビと悪戦苦闘しながら岡山駅前の駐車場までの道程を設定してくれました。

そして、バー当日。

自宅を出発してＹさんと合流し、高速を使って岡山駅前の２４時間パーキングに到着するまで約２時間。
ツアーバスに乗って、さらに２時間半。
ようやく淡路島の会場に到着したのでした。（自宅を出てから約５時間半かかりました凹）

ライブを堪能し、２０：４０頃バーが閉店したと同時に
私とＹさんはツアーバスが待機している臨時駐車場へ向かいました。

途中でトイレに寄ったけどそんなに混んでもいなかったし、
私たちは時折、人を追い越しながらサクサク歩いていきました。

でも、あっという間に人の渋滞に巻き込まれましてね。。。

事前に渡されていたツアーバスの案内状に書いてあるとおりの道を進んでいったのですが
（っていうか、他に選択の余地もない１本道しかなかったけど。）
まさに、牛歩（ぎゅうほ）。

のろのろのろのろ、ピタッ・・・のろのろのろのろ、ピタッ・・・のろのろのろのろ、ピタッ・・・の繰り返し。

『ツアーバス最終出発は、２１：４５です。　最終出発時刻を過ぎてバスに乗車されていない場合でもバスは発車いたします。』

って案内状に書いてあるし、私とＹさんはだんだん焦りを感じてきました。

「 おかしいなあ。　本当にこの列であってるのかなあ？」
「 でも、他に選択の余地（道）はなかったしなあ？」

そう言いながら、私たちは行列に続いて牛歩を続けました。

そして、ようやく臨時駐車場にたどり着いたと思ったら・・・

今度は、赤い三角コーンと蜜蜂カラーのポールで仕切られた蛇行通路
（ディズニーランドの行列を想像していただければ分かりやすいかも）を延々歩かされるではありませんか！

時刻はすでに２０：４０を回っており、
「 絶対おかしい！」
と判断した私たちは、離れたところにいた警備係のお兄さんに
「 コレ、岡山行きの列ですかーッ？！」
と声を上げました。

すると、

「違いますよー。」

ぬぁにぃいぃ～ッ？！

「 じゃあ、岡山行きのバスはどこーッ？！」
「 わかりませーん。 向こうの人に聞いてくださーい。」

私とＹさんは我が広島県の誇るハードル選手、為末 大（ためすえ だい。　広島県出身。　シドニー、アテネ、
北京オリンピック出場。）にも負けないくらいの勢いでポールを何本も飛び越え、
“ 向こうの人 ” に駆け寄りながら、「 岡山行きのバスはどこですかーッ？！ 」 と聞きました。

「 アレですよー。 」 と “ 向こうの人 ” が指差したのは・・・

学校のグランドよりも広い駐車場のい～っちばん端っコに駐まっているバス凹

私とＹさんは、
陸上男子１００ｍ世界記録保持者ウサイン・ボルト選手（ジャマイカ）にも負けないくらいの速さで猛ダッシュ！

バスに乗り込んだのは出発の２分前でした。。。

不思議なのが、
すでにバスはほぼ満席 ＝ ほとんどの人は出発時刻に間に合うように余裕でバスに到着していること。

なぜ？なぜ？？なぜ？？？

まさか、アンコールを聞かないで店を出たっていうの？！

信じられーんッ！！！

再びバスに揺られ、
岡山からは高速道路をぶっ飛ばし、
Ｙさんと別れて帰宅したのは夜中の２時。

それから後片付けをして、お風呂に入って・・・
数時間後の６時には起きて出勤の準備を始めたマキチャントッシュなのでした。（疲）