失言の代償。 | makichantoshのブログ

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Yahoo!ブログから引っ越してきました。
子宮筋腫闘病記から始めたブログが、今ではただの徒然日記になっています(苦笑)

私の職場の所長は、カバが逆立ちをするほど正直でマジメでお堅い人だ。
そしてプライドが高く、何事においても自分が正しいと信じている。
そして気が短く、思い込みが激しい。

でも、
「介護の仕事は自分の天職!」と言うくらいの人だから、
決して悪い人ではないハズなのだ。決して・・・。
本当はイイ人なハズなのだ。本当は・・・。

だけど、
失言が多い。

だから、その人間的評価を大きく下げている。





例えば、
良かれと思って気を利かせると、
「勝手なことをしちゃあ、イケン。」
と言う。

そのくせ、
指示を仰ぐために待っていたり、
平社員では判断できないことを保留にしていたりすると、
「気を利かせてくれりゃあエエのに。」
と言う。
しかも、本人の目の前で。

ドーン・・・(←人間的評価が落ちる音。)





例えば、
本来なら自分がやらなくてはいけない仕事を他人に頼んでおきながら
自分の思うとおりの完成度じゃなかったり落ち度があったりすると、
「子供の使いじゃないんじゃけえ。」
と言う。
しかも、やはり、本人の目の前で。

ドドーン・・・(←人間的評価が落ちる音。)





所長は、揚げ足取りやダメ出しも多い。

金曜日の終業後に、急遽、
会社周辺の溝に生えている草取りをしなくちゃいけなくなったのだが、
私よりも先に、草取りの準備に取り掛かった所長が言った一言。

「マキチャントッシュさん、後で出来る仕事は後でしてぇな。」

嫌味な言い方だった。
どうして、「キリのいいところで草取りに取り掛かってください。」と言えないのか。

実際、終業時刻を迎えた私は急ぎの仕事をやっていたのに・・・。

仕方なく私と所長は2人で草取りを始めたのだが、
ヘルパーをしている所長は少々汚れても構わない制服を着ているから、いいけれど、
私は、ちょっとキレイめのOL服(=私服)、靴はパンプスだった。

しかも、私は雑草花粉症。
それでもマスクをして、
深い溝の中腹にある出っ張りに足をかけて、
大きく茂った雑草を、
手が届く限り下のほうまで取った。
大きなゴミ袋いっぱいに。

だけど、やっぱり所長のダメ出しがあった。

「これじゃあ、イケンわ~。」
「脚をこうやって下ろして、こうやって取ればエエんよ。」

そう言って、私が取り残した下のほうに生えている雑草を取り始めた。

ガラガラガラガラガラ・・・(←人間的評価が崩れ落ちる音。)





所長の失言は、社内だけに留まらない。
お客様から苦情が上がったこともある。

実際、私が一人で留守番をしていたときに、
「あの所長の言い方は、何?! 失礼じゃない?!」
と、お叱りの電話を受けた。





決して悪い人ではないハズなのだ。決して。
本当はイイ人なハズなのだ。本当は。

だけど、
失言が多い。

その代償は、か・な・り・大きい。