帰宅途中。

病院を出ると、外の空気には夏の気配がなくなっていた。

入院した頃は
「秋？まだまだ先のことよ？」って感じだったのに。

駐車場までの道を、母とゆっくり歩いた。

足取りがちょっと心もとない気もするけど、でも、大丈夫。
毎食後の病棟内１週ウォーキングのお陰かな？

父の運転で車が出発。
帰宅できるうれしさで、ルンルン気分だった。

が。

車のスピードが上がってくると、なんだか身体が変な感じ。

そのとき思い出した。

脳梗塞で長期入院した父が、母の運転で車に乗ったとき、
「窓の外の景色が流れていくスピードに目がついていかなくて目が回る。」
と言っていたことを・・・。

私は目が回るほどではなかったけれど、
そわそわそわそわ、
心身ともに落ち着かない、という感じだった。

実質１０日間、
病室に引きこもり（？）していただけで、
身体はそんなにもナマってしまうものなのか・・・。