東方神起 ニューアルバム TIME レビュー 1 | まきびしまきりんのブログ

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一人テクノロックユニット「まきびし」のコンポーザー兼ボーカル、まきりんの、徒然なる日々と、お勧めエンターテイメント情報日記


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東方神起の初週20万枚突破のニューアルバムを最近リピっている。


ぶっちゃけて、ファンながら、ここ1年で出したシングルとシングルのB面だけで半分の曲数を占められているので、時期尚早では?Avexそんなに儲けたいの?!もって練ってから出して欲しい。と思っていましたが、これが…そんな心配は杞憂の素晴らしいアルバムでした()



前作のTONEは、そのタイトルにふさわしく、様々な東方神起の一面を心を込めたユノとチャンミンのボーカルにのせ、2人だからこそできる表現と、新しい東方神起の側面を見せつつ、復活の狼煙上げ、ファンへの感謝いう形で新旧ファンに示した出発のアルバムだという印象でしたが、今回のTIMEは通して聴くと、大げさな表現かもしれないけど、いよいよ”東方神起”という概念、信念、存在や2人が東方神起で本当に伝えたい事が姿を現したという感触でした。

一度通して聴いてもらえればわかると思われます。


1曲目のFated

いきなりプログレ?!と意表を突かれたロックな曲で映画のシリアスなオープニングのような曲。

Hey guys what gonna do? という男子に向けたような呼びかけや、”生き様を見せてやれ””咲き誇り散って行け”~等の少年漫画のOPのような力強い歌詞に少し驚いた。サビはポップ。

盛り上がるサビの”哀しみの向こうには輝きがあることを乗り越えたものだけ知る”~の部分も実際試練を乗り越えてきた彼らが歌うから、臭くならずにまっすぐ響く。

バンドサウンドにすることで盛り上がりそうな1曲!


2曲目のcatch meは、ドラマサキのエンディング曲で事務所の看板作曲家ユ・ヨンジン氏の作品。

骨太でアナログなFatedから切ないダンスチューンに代わり、音の綺麗さが引き立てられている。

別離にもがき苦しむ男の哀愁を歌った曲。これも今の大人の彼らだから歌えるんだろうなあ。

90年代の哀愁系ダンス+ダブステップ、テクノありの最新のアレンジという感じ。サビは分かり易いけどAメロとC、Dメロがヨンジンさんらしく複雑でかっこいい!I love ヨン様!


続く 逢いたくて逢いたくてたまらない

来ましたJpopソング! 5人時代からもある東方神起の、日本人が好きそうなポップ系統の曲でさすがに耳馴染みがよく、

Catch meのあとだと余計に親しみやすさが引き立つ曲。

最初、歌詞が逢いたくてって…N野K奈?!ラノベ系?!かと思った。

Oh♪という口笛風の所が春を感じさせてくれましたね。アレンジもアコギ系の優しい音色にちょっとはねた感触のリズムでかわいらしさと優しさが引き立つ曲だなあと。Fatedcatch meとはえらい毛色の違い。男らしさと優しい可愛さを無理なく歌えるのもユノとチャミの表現力ですね☆



次はStillのB面のOne more thing

この曲好きだなあ~。

微笑ましいカップルの曲で、ちょっと無邪気で不器用な彼女を見守る男性の優しい眼差しがポップかつ鮮烈に表現されていて、これも春に聴きたくなる曲だ。

特にチャンミンの“大切な君が幸せになる。それこそが僕の幸せだから”というブリッジの部分がいい!

キラキラ感ぱない曲。

こんな彼氏最高ですな。ぜひライブで!


Stillは去年のホワイトデーに発売のOne more thingのA面の曲。

ドラムのキックがドーンと重いんだけど、上の音色が優しくて

別れてしまった恋人を思い出す切なくも懐かしい曲。

MVも切ない感じでいいんだよね~。

 

続くI knowCatch me のB面の曲。

ピアノから始まり、サビの2人の重厚なコーラスが曲を引き立てる。

主人公には恋人らしき人がいるのだけど愛しているのに踏み込めない。愛おしいけど、失いそうな未来が少し怖いという繊細な男心を表現。ホミンのおさえたボーカルとサビの問いかけるような歌い方がいい。

MVも秀逸なものがありました。素肌まで感じたい♪と叫ぶユノの所がいい(^^)


ここまでの”逢いたくて”から”I know”までの流れを聴くと、東方神起は今回はJ-pop系のアルバムにしたのかなあ~と思ってしまいました()

実際前回のTONEはダンス、バラード、ポップスとバラエティ豊かな曲の並びだったのだけど、

ここまで聞いてみて、静という感じがしたので、後半もこの流れだとちょっと物足りないかもな~。と思ってました。


しかし、続くY3Kでがらっと流れがまた変わります。

やってくれましたね。新しい開拓を!

バリバリミドルテンポのヒップホップ系の重くうねるダブベースにドラム、アナログ系シンセに乗るユノとチャンミンの挑発するかのようなボーカル!

非常に私好みの曲調です。リズムが横揺れ系なんですよね。今までの東方神起にない感じ。洋楽に近いかな。と思ったら作曲陣が西洋人達ですね。

Aメロから直接サビへなだれ込んで転調する部分の入り方が超かっこいい。サビ後半のミッミミラコー♪ククククリティコー♪という声が裏返る所もかっこいい。

Y3Kの意味は、3000年(未来)のことだとインタビューにあったらしく、サビのXOは、極上という意味らしいです。最初EXO?!と思ったのは私だけではないはず…(^^;)

極上の未来へという歌詞そのままですね。大志を生きろという歌詞まで飛び出す!武士?!

ブリッジのチャンミン部分、ほぼアカペラの部分がやばかっこよすぎ。興が乗りまくってます!

新しい声の表現力をまた手に入れたチャンミン!カリスマ性が増してます~!!!

これライブでやったら相当かっこいいんだろうな~()新しいなこれ。