野村美月 半熟作家と“文学少女”な編集者 | シッタカの日々のこと

野村美月 半熟作家と“文学少女”な編集者

 

甘く、甘く、100円書斎Love。

野村美月 半熟作家と“文学少女”な編集者

“文学少女”シリーズの最終巻。久しぶりに読み直す。
主人公は快斗くんという高校生作家。“文学少女”天野遠子が彼の担当編集となってというおはなし。
彼を文学の世界へと導いた初恋の人に面影の似た天野遠子に恋してしまう主人公の高校生らしい周りの見えない行動がなんか楽しい。
天野遠子に失恋したあとで、初恋の人と再会を果たすが、その人は実は“文学少女”見習いのあのひとでしたというオチ。
快斗くんの幼さに対してのみんなの優しさがなんかいい感じなんですよねーー。


まったく関係ないけど、この直後に本編の主人公、井上心葉と“文学少女”天野遠子の結婚式があるはずなんだが、そのときの友人で呼ばれるであろう人たちの式場でのテーブルの会話を想像してなにか楽しくなってしまった。
遠子の担当してる作家先生として快斗くんは呼ばれるのであろうが年齢の近い人のほうがということで早川緋砂とともに、友人たちのテーブルにつかされるとそこには初恋のひとの司書さんもいて、そこから心葉と遠子の高校時代のことの大暴露大会が始まり・・・そのときの快斗くんがどんな反応をするかを想像してにやにやしてしまいました。