有備館 古川・岩出山 おときゅう02-05 | シッタカの日々のこと

有備館 古川・岩出山 おときゅう02-05

 

 

 

 

岩出山の街へ行き、まずは有備館を見学。

有備館 http://www.thm.pref.miyagi.jp/fukkou/yubikan.html

 

岩出山の街は、小さな城下町と言っていいらしい。

ここは仙台の伊達藩の領地ではあるのだけど、伊達家は家臣の多くを給料のように米を支給するのではなくて、領地を与えてそこを統治させるという古いシステムだったために、家臣は小領主のようになっていたらしい。

岩出山は伊達政宗がこの地にやってきたときに、最初に居城としたところで、後に仙台に引っ越した後は分家の岩出山伊達氏1万4千石の領地となったところ。

岩出山城は、幕府の一国一城令によって廃城・・・になったというのは表向きで実際は要害と名前を変えただけでずっと残っていたようである。

伊達氏は各地の城を表向きは破却と言っていたけど、同じように要害と名前を変えただけで各地に残している。

この時、まったくそのままだったか、それとも建物だけ失くして堀と土塁は残してたのか、そのあたりはわかんないけどさ。

 

まっ、とにかく岩出山には岩出山伊達氏が1万4千石余りを統治していて、自分の家臣団も持ち小さな城下町のようなものであったらしい。

有備館はその岩出山の藩校であり、明治維新後は当主の館でもあったという。

 

 

 

 

 

 


建物はそれほど大きくはないけど上品ですなあ。

畳に座り、庭を眺めるのはよいかな。

 

 

 


庭は元とはずいぶん違ってしまっているらしいけど、散歩するに気持ち良し。陽もさしてきたし。

 

 


裏手の川は江戸時代に作られた農業用水であるという。その向こうは岩出山城の断崖。

農業用水は内川 https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nh-sgsin-ns/rekisi-utikawa.html というのだけど、これは世界農業遺産の大崎耕土の一部ということは帰ってから知ったよ。

 


つづく