フートボールの時間 青春舞台2018 第64回全国高等学校演劇大会最優秀作品 | シッタカの日々のこと

フートボールの時間 青春舞台2018 第64回全国高等学校演劇大会最優秀作品




フートボールの時間 青春舞台2018 第64回全国高等学校演劇大会最優秀作品


録画してて見てなかったのはじっくり真面目に見たかったから。半年近く置いてしまったよ。
青春舞台2018。
高校演劇は見ていて楽しい。
昨年、ようやく都大会だったけどライブで見れてほんとに楽しかった。心のうちに青春が蘇るわ。
これは、その年の全国大会の様子と最優秀賞をとった香川県立丸亀高校の演劇のノーカット版。
全国各地の演劇部の様子、大会にかける思い。
そして最優秀作品は、丸亀高校の歴史にからむ作品でした。
香川県立丸亀高校は、旧制丸亀高等女学校が新制になってできた学校。
その旧制丸亀高等女学校の古い資料から発見された一枚の絵葉書は大正8年に、なんと女子サッカーをしているというもの。
そして明治39年10月17日という日付の記されたフートボールと書かれた運動会のプログラム。
これは大変な発見でそれまで日本の女子サッカーの歴史は1966年で神戸ではじまったとされていたものを40年もさかのぼることになった。
そしてこの学校が日本女子サッカー発祥地とされることになった。
しかし、用具の記録台帳はその大正9年にボールを廃棄したとあり。その年の運動会を最後にして丸亀高女の記録からフートボールの記述は消える。
このことを元にして作られた劇、「フートボールの時間」。
お嫁に行くのが幸せ、女性の自立とか自由とか、そういうことがまだ難しかった時代のお嬢様たち(高等女学校への進学率は15%くらいらしい)の葛藤を描いた作品でした。