盛岡高等農林 九戸城05 | シッタカの日々のこと

盛岡高等農林 九戸城05

 


二戸から盛岡は10分ほど。

駅について新幹線の指定確認したらまだまだ空いてるわ。こまちは、たぶんがらがらだわ。

ここで指定とってしまうと時間に縛られるから後でところと考えたのはシッタカの浅はかさでした。

ええ、夕方になったら席なんて残ってなかったよ。

盛岡でどこか少し観光していくことにした。志波城跡に行きたかったんだけど、ちょっとバスだと大変みたい。

そうだ、盛岡高等農林へ行くことにした。

 

 

 

 


バスで一高前というところまで行き、国立岩手大学のキャンパスに入る。

ここの敷地の緑地はなかなかきれいな森のようです。

散策する人、観察する人、ザリガニ採る子供がちらほら。

 

 


古い洋館が見えてきました。

盛岡高等農林の校舎です。

一部は百年記念館、宮澤賢治センターと看板あったけど、こちらは入れない。

 

 


盛岡高等農林は明治においては岩手県の最高学府。旧制高校は岩手県には無かったんだよね。

新制になって国立岩手大学となりました。

宮澤賢治は盛岡中学を卒業したあと、ここに進学しています。

ほんとは弘前高校か仙台の第二高等学校から帝国大学に行きたかったんじゃないかな、しかし当主だった祖父は実家の質屋を継げ、高校は必要ないという主義であったらしい。実家は裕福であったのですけどね。中学を卒業したのちに進学できずにシオシオノパー状態となってしまったらしく、それを見かねて盛岡高等農林ならと許されたという。ちなみに入学時は首席だったそうな。そしてずっと特待生であったという。

 

 

 

 

建物の前には賢治のオブジェがあります。

 

 

 


裏手はこんな感じ、ポランの広場というらしい。

 

古い校舎は資料館で、中を見学することができます。

国立岩手大学農業教育資料館http://news7a1.atm.iwate-u.ac.jp/edu/

見学して知ったことは、この建物は賢治がいたころは真っ青に塗られていたのだそうな。

ちょっと、想像つかないけど、どんなふうに見えたのでしょうね。

そういえば、賢治の作品に青い校舎ってなかったかなあ・・・・。

 

 

 

 

 

 

見学を終えて、ついでに隣接した岩手大学博物館へ。

こちらは無料、こじんまりとした展示で、なんか大学の入学案内みたいな博物館でした。

 

 


岩手大学を後にして駅までは歩くことにしました。

盛岡って街が新しくて無機質な感じでいまひとつドキドキしないんだよね。

人出に対して道が太いのも淋しい。

 

 

 


それでも、こんなのありました。

原敬の別邸跡。今は東日本ホテルが建っていて煉瓦塀しかないけどね。時代を感じさせるいい遺構ですね。以前ここには泊まったことあるけど、これは知らなかった。

以前読んだ浅田次郎の「壬生義士伝」では少年の原敬が斗南へとおちて行く会津藩の一行に声をかけるシーンがあったなあ。

 

 


北上川を渡れば駅です。

 

 

 

早めに夕ご飯。せっかくだから盛岡冷麺食べて帰ります。

有名店「ぴょんぴょん舎」。以前来たときはいっぱいで入れなかった。今回は時間も時間なんですんなりと入れたよ。中はおされ系な内装なり。

 

 

 

ビールと冷麺セット。2000円超えは少し贅沢??暑くてけっこう歩いたからかな、下戸のシッタカとしては珍しくビールなり。

ビールうめぇ。。。まじうめぇ。

 

 

 

ちょっぴり焼肉、そして冷麺。おいしゅうございました。

 

 

 

 

結局、指定とれず。はやぶさのデッキで立ちんぼで上野まで帰りました。

ちと疲れた。

 

 

 

最後に盛岡駅で買ったおみやげ。牛乳とかヨーグルトとか。地物を買って帰るのは楽しいですよ。

 

大人の休日倶楽部パス、二日間の鉄旅。楽しかったです。


つづく