低周波騒音の解決は本当に本当に難しいとつくづく思います。
何と言っても一番の問題点は
低周波騒音に対する規制がない
これにつきます。
普通の騒音は社会問題として認知されており、大きな数値が出れば規制の対象となるためわかりやすいですが、低周波騒音の音はその数値にはとても達しないくらい小さいのです。
相手方と機械の近くに行っても
「これがそんなにうるさいですかぁ~?」
という反応をされてしまいます。
うるさくはないのですよ
気づけばどこからともなく聞こえる程度の音なのですよ
だから家の中で動いていたり話し声がしていたりTVがついていたり
したら気にせずすむような音なのですよ
けれど、夜静かに過ごしたいときや眠ろうとするときに
耳元にへばりつくような気持ちの悪い
ブーーーーーーーンの音
恐らく短期間ならば耐えられるのかもしれません。
しかし、それが1か月、1年、5年・・・
そして一生聞き続けなければならないとしたら・・・・
身体に直接の暴力を受けているわけでもない・・・
ちょっと聞いて、「これはひどい音だ」とわかるわけでもない・・・
それなのに受ける被害の度合いがあまりにも大きすぎる
というところが問題点なのだと思います。
この被害者と加害者の感覚の違いをどう説明したら伝わるのか・・・
何に例えたらわかってもらえるのか・・・
そんな歯がゆさをいつも感じています。
アメリカ軍基地ではテロ容疑者たちにひとつの楽曲をエンドレスで24時間聞かせ正気を失わせるという拷問があるとか。
大げさでなく低周波の被害というのも原理は同じなんだと思います。
機械メーカーや設置者はそんなつもりはなかった、そんな被害が出てるなんて信じられないと言うと思いますが、
あなたたちは何の落ち度もない人間に対して
拷問を与えている
ということを自覚して問題解決に努めて欲しいと強く願います。