2021年ごろに書いていたものの再掲載となります。そのため現在の状況とは異なっております 

 

隣地老人ホームの低周波騒音対策として、機械を覆うカバーを作るというアイデアに対し、「すでに施工会社が作った木製の箱を改良する」案というものも出てきました。

 

今までついていた木製の箱の欠点は次のようなものでした。

 

グラスウールの断熱材を入れ、更に内張でべニアを取り付けていた

  ↓

内側の振動をわざわざ箱の外側にまで伝えていた

 

 

箱の右側部分を配管のためあけていた

  ↓

騒音がこの部分からだだ漏れ

 

 

そこで

 

内張はとり、断熱材をロックウールに変える

 

配管部分方向にもできる限り壁を作って隙間は更にロックウールで塞ぐ

 

というように改良すれば費用も一から作るより安く済むのではないかという案がでてきました。

 

しかしここで問題になるのが、全方向を塞いでしまうことにより

 

箱の中に熱がこもる

 

ということです。

 

そのため排気ファンも取り付けるということを考えていました。

 

排気ファンの電源は近くの外コンセントから取ることが可能でした。

 

 

箱を改良し、設置するところまではなんとか地主のOKも出そうな感触はありました。

 

しかし・・・

 

最大の問題は・・・

 

この箱を設置したことにより、機械に何か不具合が起こった場合の責任の所在です。

 

 

例えばですが月に一度のメンテナンスで業者がカバーを外すときに

排気ファンのコンセントも抜いた

その後カバーを戻すときにコンセントをさし忘れた

熱がこもり機械にダメージ

 

などということも考えられます。

 

 

 

対策を考えてくれた業者はアイデアを出したところと作成設置までの責任です

 

私達は設置費用を肩代わりしただけで、その後の責任までは持てません

 

老人ホーム側は地主に代わって交渉しているだけというスタンスです

 

地主はつけてもよいという許可は出しても機械を壊されるのは困る

 

 

結局のところ、作成者(私たち)と使用者(老人ホーム側)が違っているというところにどうしても無理があるのです。

 

 

だーかーらー

 

そもそも

 

あなたたちが専門家に頼んで

 

ちゃんと対策すれば良かった

 

ってことなんだよーーーーーームカムカ

 

 

 

被害者がお金を払うという超不自然なことをするから

 

こうやってのちのちのことまで考えなくてはいけなくなってしまう。

 

 

私 「カバーの作成、設置の費用はうちが負担しても構いませんが

  その後の機械のことについては責任は持てません。

  設置の許可を出したのであれば、その責任はそちらにあると

  合意書を交わしてほしいです」

 

と告げました。

 

老人ホーム本社の室長は

 

「とりあえず図面を24時間風呂の機械メーカに送って問題がないか聞いてみます」

 

ということになりました・・・。