こんばんは岐阜コーラです
思い出したことを書きます。
タクシー運転手だった時の事
時期は、東日本大震災後
お客は、地元の坊さん
無線を受けて、お寺のふもとへ着ける
時間帯は19時を回ってたのか暗い
乗り込んで来た坊さん
儂「どちらまで?」
坊「飲み屋街へ」
発車する
坊さん袈裟のままで乗り込んで来た
なんのコスプレ?と思った
坊「運転手さん、最近(売上)どうだい?」
儂「震災で企業が停止しましたしどこからも人が出入りしなくなったんでかなり暇ですわ」
坊「そうか」
儂「そちらは変化ありますか?」
坊「檀家さんが亡くなってな。檀家さん頼みだから。今はそれなりに呼ばれるから良いけど先は見えんな」
檀家さん頼みなのか。なるほど。
坊主丸儲けも檀家さんあってのことなのか。
儂「まだお仕事なんですか?」
坊「いや、酒飲むだけだよ」
儂「失礼しました。その格好で勘違いしました」
坊「この格好はね便利でね。こんな時期だから、飲み屋でも需要があるんだよ。『ちょっと一節読んでくれ』というリクエストがあるんだわ」
儂「カラオケみたいですねw」
坊「おかしいだろw」
儂の知らない世界
普段着で『一節読んでも』説得力が欠けるからな。
心の中では、「カラオケかい!」とツッコンでたが、その格好の本物の住職には言えませんからね。