それから、本当に一週間

オレは宮古島で智くんと過ごす事にした。


『ここが、将来皆で住めるように建てた家だよ。』

意外にも小ぶりで暖かみのある、沖縄らしい住まいだった。



『本当は、マンションみたいにしようと思ったんだけど…』

室内も思ったより小さくて…

でも、リビングやふろ場は凄く大きい





つまり、共同で使うところは広く優雅に出来ていた。

『ふふ…部屋の居心地が良すぎて、ひきこまれても嫌だし。台風が来た時も皆で、飽きずに寛いで貰いたい。』


それだけではない。

施設内には、キッチンやバーも併設していて驚いた。



『建物を土地に比べて小さくしたのは、庭を広げたかったんだ。』

「なるほど。菜園も出来そうだ」

『そうなんだ。スーパーまで遠いし…食事も出来るだけ…』

自分で作ると言うのか


その自慢の庭は、プライベートビーチへと繋がっている。

智くんは、東京にいるよりも饒舌でいきいきとしていた。


『翔くん。どうする?ここに泊まる?それとも他のホテルにする?ここは…まだ、未完成の部分もあるけど…』



オレは智の手を取って

「何処でも良いよ。サトシと一緒なら…」

オレは大胆にも、満足気に微笑むサトシにキスをして、胸元に手を入れた。


小さな湾になっている

藍色の海

カラリとした爽やかな風が、オレを増す増す大胆にした。

アロハシャツを脱がすのは簡単だった



下着に手をかけると

『ちょっと…翔くんっ!』

「脱いで……」

『ダメッ!誰が見てるか』

「誰も見てないし。ここには、誰もいないんだろ?」

『こんなこと……』


それでも、智の弱点は沢山知っている。

キスをして、どんどん体に沿っていくと

『はぁぁ……、』

感じやすいサトシ…

直ぐに、彼の下着は濡れだした。

それを何度ももてあそぶ


『お願い…しょお……』

嫌がりながらも、彼の両足から力が抜けていく

『あぁっ……あ………ん、』

動きながら、サトシの腰が浮かぶ

「早いっ早いよ、サトシ…、」 

『あん…ぁぁ……』

だめだ…先にイカせよう

彼の体は知り尽くしていたはずなのに…

背中に回ったサトシの指に

爪に、ドンドン力が入った

『しょ…おっ………』



強い太陽の下

波の音を聞きながらの行為は最高だった



これが、本当の自由か……

正直、オレはもうこの関係がバレても良いとまで思っていた。それほどまでに、宮古島は魅力的で不思議な所だった。