今日は、休みだけど…

『ねぇ…』

気だるそうに、ずっとソファに横になっているサトシが声をかけてきた。


「なに?」

『SHOCKってさ、今年終わっちゃうんだってね。』


え………(今頃?)


「光一くんってさ、昔サトシくん似ていたよね。コンサートでも光一うちわで(ファンに)イジられてたじゃん。」

『まさか、あっちは王子だもん。』


「オレにとっては、智くんは王子様だよ」

『気持ち悪い……』

「あ、姫ぎみかな?」

『もっと、気持ち悪い……』


サトシくんって、デビューした頃女子に間違われていたくらい、ちょっと女顔だったっけ。

可愛かったのに





『………SHOCKってね、ジャパネスクって副題がついたのがあって、kyotokyoとそっくりなんだよ。で、社長が出ないかって……帝劇に呼ばれたんだ。』






「そうなんだ。なぜ出なかったの?」

『SHOCKって……凄い人気のチケットでさ、更に(ライバル役に)大野なんかが出たらもっとチケット取れなくなる!って光一くんのファンが、反対運動して…………』

 


「そうだったんだ…あなたの舞台、人気があってプレミアチケットだもんね。」


『まさか。でも…。光一くんも、今度は一緒に舞台やろうって……』

そういえば、智くんはデビューの頃からずっとミュージカルやりたがっていたな。

きっと、MASKで光一くんのバックだったから、影響あるんだろうな。





でも、二宮(ミュージカル苦手)がずっと反対してて……

嵐の中では、俺達と松本がやったウエスト・サイド・ストーリーだけだったっけ?




『それより、松潤……何だって?』

「あぁ、そうそう。今夜グループのことで、会わないかって。サトシくんもだよ。」

『無理!誰かのせいで歩けないし。』


確かに……

それに、二宮にバレたら怒られるだろうしな……



オレも行きたくないけど…