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何か……翔くん、ニヤニヤしてない?

まさか……この展開を、楽しんでる?


『僕は…(ファンと)ちゃんとお別れしたつもりなんだけど。』

《ファンはそんなに甘くない。命がけの告白だって、簡単にリーダーの夏休みに変換されちゃったじゃないか。いつまでが、リーダーの夏なんだよ!なんて言葉も聞いてるよ》


『まさか………』

思わず絶句した。



[でもさぁ…いきなりコンサートとかって、どうなの?]

確かに事務所サイドはコンサートやって欲しいみたいだ。

〔事務所だけじゃない。ファンも、そう思っているよ。あら?相葉さんは、振り覚えられないからかしら?〕

[うっせわ!翔ちゃんだって…]

「オレもそうだって言いたいのかよ」


《まぁまぁ……そもそも、コンサートなんて他のグループを見ていたら、1人欠けたぐらいでやってるじゃないか。オレたちはあくまでも5人でを尊重してきたんだから。》

〔後は、大野さん待ちですよね。〕

[そう。嵐はリーダー無しでは考えられないの]

『だからぁ、オレはぁ…』

[待っていてくれるファンは?]

『だから〜オレのファン』

〔います!〕

[いますっ!]

《いるからっ!💢》


《じゃあ、リーダーのファンがいれば復活と言うことで良いですか?》

『そんな!じゃあ、あれは、なんのための休止会見だったんだよ!』

[おーちゃんの夏休み宣言でしょ?]

爆笑笑


『ふざけんなっ!』

頭に来た

命がけでファンと向き合ったはずなのに

オレはコートに手をかけた

「待って」

止められた

『翔……』

「サトシ…まだ、話はついてない」

〔そうですよ。あなた一度は復帰するって納得したんじゃないですか?責任取ってくださいよ。〕


『やっぱりい…とか言えない…』

〔じゃあ、男気出してください。〕




あ……、



「智くん?どうした?」

いち早く翔くんが気づいた


『ごめん……ちょっと……』

「サトシが変だ…ワルイ今日は、これで帰らせて貰うよ……」

 [そんな…(皆暇じゃないのに)]

《わかった…また集まろう》

「ありがとう。」