ピチャン……

ふぅ。暖かい
意外にも体……冷たかったんだ。
「からだ。暖まってきたね」
後ろから、抱き締めた翔くんがバスタブの湯を、俺の肩にかけながら呟いた。
『うん』

久しぶりに翔くんとお風呂に入った。
もし、こんなところをご両親に見られたら………

「サトシ…何考えてるの?」
………言えるわけないだろ。

「俺はね、いま、サトシのこと好きだなぁ。って、思っていたよ。」
それには、敢えて応えなくて

『ね、翔くん。』
「うん?」
『初めて会った時のこと覚えてる?』
「うん、社長が『大野君の後ろで踊りなさい』って言われて、それで……あ、この人。大野さんって言うんだ。って思ったよ。」
『あの時おれは、先輩で翔くんはチッコイ小学生みたいだった。』
「うん、よく言われたよ」
『それが、さぁ……今じゃ』

おれは、円いバスタブに座る翔くんの肩に腕を回し、お腹の上に乗っていた。
「今じゃぁ……なんだよ。さ、とぉし。」
翔くんが前のめりになり、キュッと俺のを掴む。
あ られもない姿で……

『やめてょっ……ゥン』
「止めて欲しい?」
『欲しいよ…ぁっ…』
「止めて欲しいの?俺を、欲しいの?」
翔くんの指に力が入る。
『ぅ……こいつ…ぁぁ ン…』
恥ずかしい声が、バスルームに響いた。
俺は……小学生みたいに、可愛いかった翔くんに、甘えて抱かれている。

翔くんの腕が上下に動く
こんな日が来るなんて、誰が思っただろうか。

「またぁ、何考えてるの?
ね、サトシ。遠慮しないで、イっても良いんだよ」

い………嫌だよ、はぁ。ァン…
それでも、久しぶりに、執拗に俺のを弄ぶ翔くんに抱き締められ、キスをされながら
『あっ、あっ………しよお
俺は簡単に イってしまった。

しょお……ご、ごめん……
申し訳ないが、もう、力が入らない。
翔くんは、そんな俺にバスローブを羽織らせて抱き上げ、そっとベッドに下ろしてくれた。

チュッ
『ぅぅン…』
「ねぇ、サトシ。俺のこと好き?❤」
思いがけない事を聞かれた

『好き❤大好きだよ……しょお
大好きだから、辛いんじゃないか。