この二週間
毎朝「虎に翼」に泣かされてました。


米津さんの主題歌
『さよーならまたいつか!』

軽快で朝から口ずさんでますが
とても深い歌なので私には語れません。



というか
この曲のことではなく

タイトルだけお借りしました。







 








5月31日15時過ぎ。



雨があがって

いつものように

ミケちゃんはデッキに来た。




窓を開け

大好きなご飯をあげると

いつもよりたくさん食べる。


「そんなにお腹空いてたのー?」





なかなかそこから離れようとせず


それでも最後は

私が指先で鼻をチョンチョンしたら


散歩に出かけた。








それから数分後。






カーポートの前で

言いようのない嫌な音がした。


嫌な予感がして窓から外を見ると

尻尾が見えた。




急いで駆けつけたけど

もう息をしてなかった。






たったいま
美味しそうに
ご飯を食べてたミケちゃんは


車に撥ねられて
一瞬で動かなくなってしまった。









もう少し
私が遊んであげていたら
事故に遭わなかったかもと

あれからずっと思ってる。



だから
あんなに
去り難い顔をしていたのかな。






人はもちろんのこと
動物も

突然その命を絶たれ
いなくなってしまうことは


愛情をそそいでいればいるほど
その喪失感は大きい。








ミケちゃんは外猫で
言ったら野良猫だったけど。

うちに棲みついて
人懐っこくて
最近は私のそばで遊んで
ご飯になれば
しっぽ立てて後ろからついてくる。




犬派だった私が
おにちゃんと暮らし
ミケちゃんと出逢って
すっかり猫好きになった。




うちに来て
ちょうど二年。


もはや
私の飼い猫と言ってもいいくらい。

父がヤキモチを妬くくらい
ミケちゃんは私になついてた。





そしていまの私には
何よりの癒しで支えだった。


いなくなってそれを
いやというほど思い知る。






デッキに来て座ってるようで。
私の後ろからトコトコ歩いていそうで。
庭の木陰でお昼寝してそうで。



あまりにも突然で
いなくなってしまった現実を
受け入れられないでいる。




悔やんでも悔やみきれないけれど

車に撥ねられたのに
傷ひとつなく
綺麗な顔のまま
空に旅立ちました。




事を聞いて
娘たち夫婦も仕事終わりに来た。


大好きなキャットフードや
花束を持って。

ミケちゃんに
サヨナラを。





愛されキャラの
ミケちゃんだったから

みんなでたくさんの写真見ながら
笑って泣いて。

これもミケちゃんの運命だったのかなと。






 




夜通し降った雨は
1日の朝にはあがり


ミケちゃんが
迷わず空に行けるよう青空に。




まだまだしばらく寂しくて
思いだしては泣いてるけど。




また生まれ変わって
ひょっこり帰ってきてくれるって思ってる。







ミケちゃん。
癒しと元気をありがと。



さよーならまたいつか………












もちこちきん☆