空梅雨かな、なんて言ってたら、
なんともう梅雨明けしてしまいました。
うちの県は例年より25日も早いそう。
25日って・・・、
どんだけ~?
「どんだけ」を、こんなに実感持って言ったことないわ。
やっぱり、気候が極端になってる・・・。
雨に濡れる紫陽花をほとんど味わうこともなく、
夏に突入・・・。
ああ、日本の、微妙で繊細な気候が失われて行く・・・。
そんな残念な状況に見舞われつつも、
今年も、ねむの花が咲きました。
ピンクでふわふわの、可愛らしい妖精みたいな花。
去年、ちょうどブログをアップし始めた頃と、
ねむの花が咲き始めた頃が一緒だったので、
あれから1年たったんだなあと、感慨深いです。
まあとにかく何が起ころうと、
今まで生きてこれて、
家族友達も元気で、
今年もねむの花を見れたことを、
喜びたいと思います。
気候は極端だけど、
そんな気候だってやっぱり、
その時その時にしか味わえない美しさがあるから、
ちゃんと味わおうと思います。
そういえば私、夏は昔から大好きなんです。
(近年は寂しげな秋を好む感じでしたが)
暑くて湿度が高いのも割と平気。
まあ昔は夏の暑さはもっと穏やかでしたけどね。
夏ってなんか、ワクワクするんですよね。
ああなんかちょっと今、あのワクワク感を思い出してきた。
今日の天気がちょうど快晴で、
気温が30度くらい、湿度もそこそこで、
2、30年位前の真夏に似てるからかも。
日差しはこんなに強くなかったですけどね。
(近年の日差しは強すぎる。)
夏っていうだけで、わけもなくワクワクする感じ。
この感覚を大事にしたい。膨らませたいな。
(そんなことが最近のウリエルさんの記事にもありました。)
そういえば、ばななさんの小説「N・P」にもあったな、
この、夏へのワクワク感。
読み返してみよう。
この気持ちを膨らますヒントになるかも。
あとね、
夏ってワクワク感だけではなく、
「趣」もありますよね。
(どの季節もまあそうですが)
清少納言の「枕草子」の、
「春はあけぼの」から始まる冒頭部分、
国語で習ったでしょ?
古文は苦手だったけど、
枕草子のあの部分は好きだった。
「もののあはれ」についてたくさん書いてあるから。
夏はね、夜、が、いとあはれなり、なんだって。
月夜の晩とか、闇に光る蛍とか、雨降りの夜とか・・・。
今は蛍が減っちゃってちょっとしか光ってないけど、
昔は自然豊かだったから、
それはそれはたくさんの蛍の光で、
幻想的だったのでしょうね。
蛍は少ないけど、
現代もやっぱり夏の夜は良いなって思う。
他の季節と違って、
なんか「闇」が怖くなく、
身近に感じれる。
ゆっくりと、その趣を味わえる感じ。
月が出ていてもいなくても、
蛍が光っていてもいなくても、
晴れてても雨が降っていても、
どんな夜も、存分に味わえる。
夜と友達になれる感じ。
だからね、
暗闇の中も、幽霊ではなく、
可愛い妖怪とかがいそう。
闇にすら、楽しさ、ワクワク感が漂ってるみたい。
こんな風に、
趣を味わったり、ワクワクを感じたりしながら、
今年の夏を楽しめたらいいな、と思います。
取り敢えず、
先日ワクワクしつつ買った井村屋の、
あずきたっぷりミルク金時を食べて、
夏気分を味わおう。
それではまた。