久々の家族旅行、後編です。

 

どちらかというとこちらの方が本題です。

 

 

たった2日間のこの旅行でとてもいろんなことがあったんですよ、いつもながらあくまで私の感受性的にですけど。(まあ、このブログ、ほぼ全部そうですね。)

 

 

起こったことは主に3つ、「とても奇妙なこと」と「とても恐ろしいこと」と「とても嬉しいこと」です。

 

どれも皆、「初めての体験」でした。(最近「初めての体験」多くない?この年齢にしては)

 

・・・そういや、「膨大なてるてる坊主」もそうだった。以前の記事の「トカゲ猫」も・・・。

 

 

まず一つ目の「とても奇妙なこと」についてです。

 

 

ホテルで夕食の後、子供と売店で買い物してたんですよ。

 

そしたら長男が知らないお兄さんに何か熱心に話しかけられてるわけ。

 

このご時世、知り合いでもやたら立ち話をするのははばかられるのに、知らない人って・・・。

 

そして困った子供が私に話を振ってきたの。

 

何でも、そのお兄さん、館内で使える県民割のお得チケットをもらいたかったのに、一緒に泊まるはずだった県民である連れが今日来れなくなったため県民じゃない兄さんはもらえなかったから、連れのふりをしてフロントに来てほしい、チケットもらえたら、連れが来る明日の朝まで使わせてあげるから(つまり双方winwin)とのこと。

 

 

でもこれって小さいことですけど「詐欺に加担してほしい」ってことですよね?

 

私は、内心ビビりましたが、人が良い次男は「フロントまでならいいんじゃない?」(部屋までとかじゃないんだから)、繊細ですべての人に優しい長男もやっぱり同意、私も心の奥底では「このお兄さん、悪い人ではなさそう」という思いがあり、結局3人でぞろぞろついていきました。

 

 

そして無事チケットをもらえたお兄さん、でもそのチケットを見て私たちは気づきました。

 

「うちらが持ってるゴンドラチケットだ・・・」

 

お兄さん、「あ、そうなんだ・・・(無駄な時間を使わせてしまった・・・)。じゃ、これあげる。」

 

と、買ったばかりのふわっと揚げせんべいを差し出しましたが、「いえ、大丈夫ですよ。」とご遠慮して、お別れしました。

 

 

にしても、あの兄さん、4泊もするらしいし、一人でどうしてもゴンドラ乗りたかったのかしら・・・(こんな霧の夜に)。

 

あまりの突然の奇妙な体験、そしていろいろ謎すぎるお兄さんに私たちは情報処理できず、そのあとゴンドラに乗ったのですが、車内でもその話で持ち切り。(霧の風景を楽しめない・・・)

 

特に、最悪の事態を考えてしまう私と、ありとあらゆる事態を想定してしまう長男は、いろいろ想像しているうちに恐怖に陥ってしまい・・・。

 

まあ、頂上に着いて初めて味わう夜の山頂や、霧の幻想的なムードにちょっと気が晴れ、更に地上に戻って温泉に浸かっていたら、「まあ、兄さん、いい人そうだったし大丈夫か。」とやっと思えました。

 

長男も「なんか、自分と似たにおいがした」と言っており(母もちょっとそんな気がした。だから話しかけられたのかも)、その一言でかなり安心しました。(「ふわっと揚げ」食べる人だし)

 

 

それにしてもあの兄さん、一人であのあとゴンドラ乗ったのかしら・・・。(ほんとに謎。)

 

 

今、冷静になって想像力豊かに考えてみると、「作家さんがホテルに缶詰めして執筆しようとしていた?待ち合わせの方は編集者?作家だから霧のゴンドラ?」

 

といろいろ妄想が膨らみます。

 

 

でも普通、こんなこと頼まれる経験、あります?

 

やっぱりうちらの不思議系の雰囲気が、奇妙なものを引き寄せるんじゃ・・・。

 

まあ、ホロスコープ的に言っても、うちら3人は「インターセプト」という日本人には1、2割しかいない配置を持ってるし(Rちゃんとその娘も)、長男に至っては細木先生の占いでも数奇な運命をたどると言われる「霊合星人」、星ひとみ先生の天星術では「宇宙人的」と言われる「深夜タイプ」(Rちゃんも)なので、しょうがないのかもしれません。

 

 

まあ、でもお兄さんの役に立てたみたいで良かったと思います。

 

しかも長男、「結構イケメンだった」!「身長も180くらいあった」!

 

・・・あんた、余裕だね?(そういうとこ、あります。)

 

私ももっとよく見ておけば良かった・・・。

 

っていうか、これ、新種の「ナンパ」じゃないでしょうね?

 

新たな説浮上?

 

じゃあ、モテたの長男?

 

 

もはや、カオスすぎです。

 

でも、そんなカオスな出来事、好きです。(終わってみると)

 

 

「奇妙な体験」だけで結構長くなってしまいました。

 

っていうかこれ、「恐怖体験」でもある・・・。

 

まあ、次の「恐怖体験」には全然及びませんが・・・。

 

 

では次回をお楽しみに!(ハードル上げて大丈夫?)

 

 

 

 

ではまた。