球道


全国で続々と甲子園出場校が決定しています。

昨日、友だちの母校が甲子園行きの切符を手にしました。

いいな~ずっと女子校だった自分には、まったく無縁な話です。


わたしの出身は大阪で、大阪の中でも北の方で、甲子園まで電車で13分、チャリンコだと最高記録37分という場所に実家があります。


じぶん学生のとき、新聞社でカメラマンさんのお手伝いのバイトをしていました。

高校野球の春と夏、「関係者」のフリーパス、リボンをつけ、甲子園内を汗だくで走り回っていました。

春も夏も大会1日目から決勝まで、1試合目から4試合目までずっと甲子園にいました。


9回、アウトコース高めに外した球をうまく当てたスクイズ。

他紙のカメラマンさんがセンターからバッターを撮ってた中、わたしのとこのセンターのカメラはピッチャーを捉えていました。

ホームで刺し、逃げ切り、ゲームセット。

翌日のスポーツ新聞を並べてみるとスクイズをしたバッターの写真がずらり。

デスクはもう大興奮で、森田お前すげえよくピッチャーのファインプレーを見ていた!!と朝からお祭り騒ぎなときがありました。


全ての人の目が一球のゆくえに集中する、

何万人のうちのひとりでした。

一投一打に、選手だけじゃない、スタンドのファン、家族、友だち、テレビを見てる人、ラジオを聴いてる人、試合のゆくえを気にしつつも見れずにいる人、たくさんの気持ちがありました。

ドラマがたくさんありました。

いちばん近いところで、ずっと見ていました。

甲子園は本当にすごい場所です。


あ、でももちろん野球ばっかり見てたわけでなく、ちゃんと働いてましたけどね。

夕刊の締め切りだーー急げこのイニングまで絶対いれるぞ!!

このときの一体感もまたおもしろかったです


また夏が来る。

駒大苫小牧5年連続7回目。

いいピッチャー揃えてますね。楽しみだ。


がんばれーー高校生