今日はオンコロジーセンターの初診だった。腫瘍内科。化学療法の説明である。

主治医となるDr.Hは1時間にわたりお話をしてくださった。とても丁寧に、はっきりと。すごく分かりやすかった。私のがんのタイプ。抗がん剤をしても再発の可能性があること。長い治療になること。副作用が厳しいこと、などなど。でも私にとってはやらないという選択はない。現時点で私の中に存在するかもしれないがんを消滅させることに有効な方法だから。再発もイヤ。転移もイヤ。がんのない体にしたい。今できる限りのことをして、ついて来る結果がどうであろうとも受け入れる覚悟はできている。未来のことはその時になってみないとわからない。それなら今やれることはやる。その時その時で自分が納得した最善の治療を受けられるのならそれでいい。Dr.Hは私の今の体の状態を頭に入れて説明をしてくださっていることがよくわかった。一度も電子カルテを見ることなく私のがんの顔つきのこと、肝臓腎臓のこと(実は腎臓の数値も悪いんです)、そのためにはどうやって化学療法を進めていくのがいいのか、お話の端々に「ブレストセンターの主治医Dr.Oと消化器内科の主治医Dr.Iと相談しながら…」と仰りながら説明してくださった。私のための治療法を3人のドクターがきめ細かく考えてくださったのだ。そこに何の不足もない。お委ねしようと思う。もちろん不安に思うこと、わからないこと、想像外のことなどがあったら質問はするし、リクエストもする。でも基本はこのドクターチームにお委ねすることに決めた。

私のがんはher2タイプだと言い切れないところがある顔つきの悪ーいがんらしいので、抗がん剤はしっかりとする。もちろん抗her2薬もやる。まず3ヶ月間はAC療法。次に違う抗がん剤を3ヶ月、同時に抗her2薬を1年。点滴をこんなに長期間するなんて、人生の想定外!しかしやらねばならん!来週7月1日から始まる。とにかく副作用が出たら即直訴。お薬で軽減、回避できるものはしてもらい、自分でも対処方法を調べ、教えてもらい、考えていきたい。

何が正解かわからない。これが正解かわからない。でも、今の私にとっては最良の治療だと思う。がんと副作用とに負けないように頑張れ、自分!