皆様、全盲のカルムです。


いつもブログをお読みいただき、応援も感謝しています。


本日は、先日行った白、杖一人旅、東京、鎌倉編、株式会社、てんがエイブル、ファクトリーの企業、訪問、B型、作業所、私が実行委員を務める、ユニコン、鎌倉編のイベントについて記事にしたいと思う。


本当に、今回の旅行も、充実した、たくさんの経験と学び、愛とはぐくみ、優しさと親切、奇跡に恵まれた、感謝の旅だった。


19日、天気は雨模様、ヘルパーさんと羽田空港で待ち合わせ、埼玉県川越市のエイブル、ファクトリー、B型、作業所への企業訪問、2時間半の移動時間、ヘルパーさんのプロのスケジューリングにより、無事に到着、本当にありがたい。


降り立った、埼玉県、川越南大塚駅の駅は、とても静か、東京から1時間半ほど離れた場所、都内とは違い、空気も澄んでいて、とても心地よい。


タクシーでエイブルファクトリーに到着した私たちを迎えてくれたのが、担当の木村様、とても穏やかで優しい方である。


まず、全盲の私が感じたのは、空間の広さ、天井の高さ、風の通り、窓の大きさ、光の明るさ、おしゃれなジャズの音楽とふいんき、インテリアもとても素敵、洗練されたさすが、企業が携わっているカフェと言うイメージ。


もちろん、車椅子の方でも入りやすいように、バリアフリー、段差もなく、視覚障害者の私でも歩きやすい、そしてカフェの中も、おしゃれなメニュー、ケーキのショーケースも見えなくても、美味しそうに感じる、ドキドキ、ワクワク感がすごい、表参道のカフェのふいんき、外にはドッグランもあり、一般のお客様もワンチャンと共に入れるカフェ、ワンチャンメニューも充実。これは凄いと思う。


そしてやはり、株式会社てんがさんが携わっているだけあり、ジェンダーレスのトイレも見学、トイレの標識、パネルにも多様性を感じ、トイレの中もとても広くて、使いやすい。


ここのエイブルファクトリーのB型作業所は、ドッグカフェだけではなく、いろんな多様性を持つ障害者の方たちが、自分の特性を生かし、お仕事をしている。


B型、作業所の福祉のイメージは、全く違う、本当にプロの人たちが働く場所、てんがさんのアパレルの商品のTシャツの機会は、圧巻、こうやってTシャツができるんだなと言う感覚も、全盲の私にもわかりやすいように触らせていただき、、最新の印刷技術も素晴らしいと思う。


それだけではなく、障害者の方の特性を生かし、最新のAIを使ったゲームのプログラミング、パソコンのリメイク、iPadなどを、ふんだんに最先端の未来をつなぐ仕事がいっぱいだった。


そして、一番興味深く、驚いたのが、てんがさんで販売している、メイン商品の印刷の作業、これがもう機械が大きすぎる位、特許とっている凄い技術、お土産もいただき、本当に学びの時間だった。


株式会社てんがエイブル、ファクトリー、新しい福祉の仕事を作る担い手だと思う、世界でも本当に、貧困で苦しんでいる人たち、仕事がない人たちに向けて、仕事を提供している実績、素晴らしいと思った。


また、私たち、ユニバーサルお悩み委員会の活動に通じるところ、障害者の方の恋愛、結婚、性の悩みを聞くカウンセリングルームもあり、誰にも話せない悩みをここでなら話せる空間があるのは1つの大きな居場所になるだろう。


仕事にも生きがいを持つ、健常者の人では当たり前のことかもしれない、でも、私たち障害者にとっては仕事を選ぶことを、続けること、特性を生かした仕事を提供していただける事は、とてもありがたく、人生が豊かになり、楽しめるきっかけの第一歩がここにはある。


見学後は、担当の木村様と質問コーナー、企業の方の思いや未来について、この場所を作るまでの経緯や大変だったことを、私たちは聞きたかった、福祉とは何か?企業と福祉、仕事と言う形でとても貴重な話だった。


てんがエイブルファクトリー様、木村様、本当に素晴らしい企業、見学、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。


最後は、ドッグカフェで、一般の方とワンチャンとランチタイム。


カフェのメニューもどれもこだわっていて、メニューも松本社長が何度も試作を重ね、考案されたメニューは、アジアを感じさせるこだわりの味わい、一般の人でも大満足、そこには、仕事と食事を通して、一般の人と障害者をつなぐ、笑顔の架け橋があると思う。


最後に、カフェの入ってすぐの入り口にある、自閉症の方が描いた絵画を皆さんにも見てほしい、カラフルな色合い、僕たち、私たちは生きている、心と体は自由である、人生を楽しもうと言うメッセージが感じさせる。


私も、全盲の視覚障害者になり、健常者から障害者へ、そんな中でも、仕事やユニバーサルの活動を通して、生きる意味、必要とされる喜び、社会の役に立っている、そんな日々が、今の、自分らしく生きれている私がいると思う。


皆さんにも伝えたい、苦しいこと、悲しいこと、辛いこと、悩むこと、たくさんあると思う。


死にたいと思う時もある、泣きたい時もある、それでも生きてほしい、あきらめないでほしい、きっと大丈夫、なんとかなる、ここにはそういったことを感じさせてくれる居場所がある、助けてくれる人も、支えてくれる人たちもいるから、何かあった時は相談してほしい、株式会社エイブルファクトリーは、そんな居場所だと思う。


私から、白、杖一人旅を支えてくれた全ての人たちへ、愛と感謝の気持ちを込めて。


皆様、ブログをお読みいただきありがとうございました


次回は、5月20日に開催した株式会社てんがエイブルファクトリーさんもご協力いただいた、ユニコン鎌倉編について、記事にしたいと思う。