この本が本屋大賞を受賞した際の

著者の受賞スピーチが圧巻だったと話題になっていてYouTubeで見たのよ。


普段ならまず手に取らない部類だけど、

このご時世

これはぜひ読みたい、と

めったに買わない単行本¥2000はたいたわよ。

どんどん重版されてるらしい。



ひとこと。

すごかった。


この人新人なんでしょ⁈


信じられない。


第二次世界大戦の独ソ戦で、

ドイツ軍の襲撃で

故郷も母親も失った18歳のソ連の少女が

復讐を誓い、訓練校に入り、

狙撃兵として仲間と最前線で闘う話。


独ソ戦のことも、

ソ連には実際に女性狙撃兵が実在したことも

全く知らなかった!


訓練や戦闘の描写もリアルで、

まるで自分がそこにいるかのよう。


「留守を守る女性」ではなく

闘う女性の目線から戦争を描いてる話なんて


めったにないんじゃないか。


それを

男性が、

しかも新人さんが描ききってるという驚き。



書いてる時には想像もしなかったという

現在のウクライナ侵攻の状況とリンクせざるを得ず、

胸が痛いのだけど、


出てくる彼女らの感情すべてが

体内になだれ込んでくる感じで、


感想の語彙力が追いつかないわ! 


敵を撃て、の

「敵」がだれを指すのか、


終盤に変わります。


はぁ〜


重い、

でも感動する

素晴らしい一冊でした。