2015年社会学級セミナー第一回 | すがわら まきこの整理収納と模様替えのブログ

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無印良品研究家 菅原まき子です

 

 

 

本日は仙台市社会学級セミナーの第1回目でした。
 
統一テーマ 震災5年目の今 ~大人もこどもも笑顔の未来~
第一回 「健康は復興したか?」
 
と題しまして、東北大学の栗山進一教授にご講演いただきました。
 
タイトルからも察していただける通り、まだまだ私たちが向き合っていかなくてはならない課題を、再確認する日となりました。
 
内容については、是非発信を!とお声がけいただきましたので、本日はまず私なりのレポートになりますが、お聞きした内容をまとめるためにも、書かせていただきます。
 
今月、あと2回あるセミナーが終わりましたらば、研究会のほうで「セミナーのまとめ」をお作りして、各社会学級さんに配布いたしますので、お待ちください。
 
 
メディアでは少しずつ報道される機会が減って(ネット上では懸念される課題もたくさんありますが)一見皆さんが元気になられたかと思われる中で、実は世界中が心配してくださっている現状があるということ。
 
東日本大震災とほぼ同等と言われている、甚大な被害のあったスマトラ島の津波被害の際も、長きにわたって皆さんの健康への影響の問題からも考察されるさまざまな心配点。
 
大きな出来事のあとには、気を張って目の前のことに一生懸命で、一見元気に見えるけれども、大人も実際には今でもちょっとでも揺れると過敏に反応したり、PTSD、不安障害、抑うつ、自殺などがあるということ。
 
お子さんたちは、やはりPTSDや抑うつの症状がある。
 
※津波から無事助かった・・・の中には、津波を見ることなくということもあれば、巻き込まれたが命からがら逃れてだったり、また津波を実際に見た、津波にま込まれる人を見て助けられなかったなど、状況はひとつではないこと。
 
もっともっと、後のケアとして調査をしていく必要があるということを、お話をうかがってあらためて感じました。
 
今自分が学んでいる講義内容でも、実は過去の被害を振り返らなくてはならないことも多く、気持ちが重くなることもありますが、そこと向き合いながら、少しずつ前に進んでいくのだという覚悟もあります。
 
そして、学校現場では子どもたちに対応している教師の方々のケアは、どうしても優先順位があとになってしまっていたようですが、訪問による「学校の先生方の声」には、今も辛い想いをされながら対峙されている方もたくさんいらっしゃる。
 
オリンピックムードで盛り上がる中、忘れられていくのではないか?という不安も感じ取れました。
 
 
被害の大きかった沿岸部では、造成が進むにつれて、大きな車両の出入りの音やエンジン音などにも体調を崩される方もいらっしゃったり、復興ソングと言われている歌を学校で流したら、お子様が情緒不安定になって流すのをやめたなど、以前のブロック会で主事先生からお聞きしたこともあります。
 
東北メディカル・メガバンク計画におけるコホート調査についても、お話がありましたが、私も友人と地域住民コホート調査に参加しております。
 
私たち自身も、気がついていない部分で、影響を受けて何かしら、症状があるかもしれません。
 
テーブルタイムでも、感想を中心に、少しだけ震災の影響かと思われる諸症状の話題もあがりました。
 
最後のスライドで まとめとしてあった項目も、「健康復興」は実現していません・・・災害は健康にも大きな影響を与えるということ。
 
長期的な健康モニタリングが必要です・・・さまざまな健康調査。
 
増える病気と闘いましょう・・・赤ひげ先生のような先生との出会いもせつに願います。
 
と、皆さんで意識していかなくてはいけないと再認識しました。
 
あと2回のセミナーも、時間の調整が可能なかぎり出席したいと思います。

 

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