スペインマドリッド在住

ライフコーチのよこはままきです。

 

 

スペインは5月1日がメーデーでお休み。

そしてマドリッドは2日も祝日でお休み。

3日に休みをとって土日とつなげて連休を楽しんでる方も多いです。

 

お天気が不安定で、気温も変化しやすい日々ですが、

観光客の方々がたくさん訪れ、活気のあるマドリッドです。

 

今日は元優等生の私がかなり影響を受けていた「母の価値観」についてお話します。

 

最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

 

 

 

 

個人的に親子関係で大きく悩んだということはありません。このことからも親子関係は「良好」と言えると思っています。

 

私の場合の「良好」というのは

・親に対しての怒りや恨みを持っているわけではない。

・私がやることに強く反対されたり意見されたりということがなかった。

・親から信頼されているし、こちらからも親を信頼している。

 

このような点からそう思っています。そして、そのせいか私が何かを決断する時に常にある軸の1つに

親がどう思うか?

というものがあることにコーチングに出会ってから気づきました。

 

そもそも、この軸自体に良い悪いというものはありません。自分が大切にしたい軸であれば、それはその人の大切な価値観の1つと言えます。

 

ただ、それが本当に自分の本心から出てきたものなのでしょうか?ここが重要です。

 

何だかいつも親に見張られている気がする。

自分の希望より親の希望や理想を優先している。

 

このような感覚がどこかにある場合、なんだか生きにくいといった感覚や

自分の人生を生きてないというような感覚がわくかもしれません。

 

今日は元優等生である私が母からが影響を受け縛られていた価値観について3つお話します。

 

 

 

お金は貯金するもの

 

 

これ自体悪いことではないですが、私はこの価値観の影響で、お金を使うことが出来なかった時期があります。さらに、今度は一度使うと止まらなくなってしまうという反動が起こってしまった時期もあります。

 

母はお金で苦労した経験があり、子供たちには同じような苦労は絶対にさせたくないという思いが強く、そのおかげで私個人としては幼少期にお金で苦労したという経験はありません。とてもありがたいことだと思います。

 

母はそのような自分の経験からか、お年玉やお小遣いを貯金しましょうと私が小さいころから言っていました。もちろん私は大人の言うことをよく聞く「優等生」でしたので、母の言うことを素直に受け入れていました。

 

しかし、大人になってからお金を使おうとする時に罪悪感のような感情がわいてくるんです。それがたとえ自分で稼いだお金であっても、ものすごく不自由な感情が出てきます。

 

無駄遣いではないか、もっと安い物でいいのではないか、節約なのかケチなのか、自分でもなんだかわからなくなりました。

 

自分の過去と向き合うようになり、母のお金に対する価値観が元で、お金は使わない方がいいという思い込みが自分の中にあったことに気づきました。

 

 

恥ずかしくないように(きちんと・ちゃんと)

 

 

「みっともないからやめなさい。」「ちゃんとしなさい。」「きちんとしなさい。」

これらは良く耳にしていた記憶があります。母にとって、世間体はとても大切にしていたことだったのでしょう。

そして、これは他人からの評価や期待に応えることを重要視していたということです。

 

私は大人の言うことをよく聞く「優等生」だったので、このような母の言葉に違和感は持ったことがありませんでした。特に反発心もありませんでした。

 

コーチングに出会うまで、私は自分は本心から物事を決めていると思っていました。しかし、実は全て他人軸で決めているということに気がつきました。つまり、何か決断したり行動したりする際、自分自身が本当に希望していることよりも、世間からどう思われるか、世間からの評価はどうか、ということが軸になっていたんです。原因を掘り下げたところ、母の世間体を第一に考えるということからきていることに気づきました。

 

 

目立たないように

 

 

私自身大人しい性格で人見知りでもあったので、自分から目立つ行動をとることはなかった方だと思います。ただ、生徒会の役員をやったり表彰を受けたりする「優等生」だったので、結果目立っていたかもしれません。それでも母からは目立たないようにということを繰り返し言われていた記憶があります。

 

これは謙虚であること、控えめであること、そして他人を尊重するようにと教えるためであり、また周囲の人とうまく調和できるようにという意味合いがあったと思います。

 

しかし、言われ続けた結果、私は自己主張することなく過ごしました。そして、この自己主張を控えることにより、自分の欲求が満たされないことになり、不満が溜まることになりました。また、他人の主張に従うことが多くなり、自分に自信がなくなり自己肯定感が下がるということにもつながっていきました。

 

何か自分の意見を言いたくても、目立ってはいけないという母の価値観が出てきてしまい、自由に自己表現ができない自分になりました。

 

 

 

 

同じような経験をされた方はいらっしゃいますか?

 

自分でも気づかないうちに、母自身の価値観の影響を受けていることがたくさんあります。

 

このことに気づくと、今の自分に不要な価値観であれば手放せ、自分自身が大切にしたい価値観を軸にして進むことが出来ます。

 

もし、子供の頃親の言うことをよく聞いていたという「元優等生」の方であれば、今自分にとってモヤモヤすることはどのような価値観からきているものなのか、掘り下げてみてはいかがでしょうか?

 

ライフコーチ よこはままき

 



最後まで読んで頂いて、ありがとうございます♪