臨時議会

本日は臨時議会が開催され、発議2件と専決処分の報告1件がなされました。
発議に関しては、政務活動費の使途に関する100条委員会の設置を求めるもので、本日の本会議採決により2つの100条委員会の設置が決まりました。

発議第43号についてはわたくしの所属する会派も含む複数会派が、政務活動費で切手を購入していた件についてその調査をする目的のものですが、本件については過去に1名の市民から住民監査請求が行われ、その監査の中で内容や使途、送付先の明示も含め、詳細な説明をしているものです。
議会で定めていた手引き上、政務活動費で切手を購入することは認められており、運営ルールに則って支出されたものでありますが、一部市民から疑義があるとのことでより詳細な説明と情報開示を行った結果、当該監査請求は『棄却』されているのですが、その内容について“監査には限界がある”という主張のもと100条委員会の設置が求められました。

発議第44号については、備品購入や視察、書物の購入など切手以外の政務活動費の支出についても、複数の会派に対して多くの疑義があるものとして、別の100条委員会の設置が求められたものです。
切手だけをターゲットとしている前述の100条委員会だけでなく、疑義が生じている全ての支出を調査するべきとの趣旨の説明がありました。

両発議とも、調査対象となる議員は本会議採決にて除斥になった上で、可決されました。

尚、大久保市長は100条委員会の設置に先立ち、外部監査を行う旨を発表致しました。
また、議長はここまで議会が混乱したことの責任をとり、辞職願を提出なさいました。

本件についてはそもそも100条委員会を設置することに対して「市民不在の政局だ」とのご意見もいただいており、市民の間にも様々な意見があることを認識しております。
政務活動費については、昨今、日本全国の様々な地方議会でその使途や運用基準について議論が起きているところでありますが、市川市議会としても、市民から見て透明性のある政務活動費の運用が求められていることは、多くの議員が認識しているところです。
以上、本日の本会議について市民の皆様にご報告申し上げます。