9月議会の一般質問
おはようございます。
ご報告が遅れましたが、18日に一般質問を終えました。
今回はペット防災、聴力に障がいをお持ちの方の緊急時避難体制、
ホームレス支援、精神的に落ち込むなどうつ病初期の行政の支援について
質問をさせていただきました。以下、今回の9月議会で行った一般質問の要旨です。
1 ペット防災
市川市は登録犬だけで1万6千頭、未登録も併せるとおそらく3万2千頭ほどの犬がいるが、
最近は自治体でもペットを飼っている方の緊急時避難体制を整えるところが増えている中で、
市川市ではこの課題をどのように認識しているのか。市川市でも飼い主が最低限のしつけを行うことが前提のもとでペットと一緒に避難できる体制を整えることはできないか。
又、既に協定を結んでいる災害救助犬の普及についてはどのように考えているか。
〔ご答弁〕
市川市でもペットと避難できる体制を作る方向で考える。
先に実行している市の事例等で研究を行い、市内のペット関係者の方々のご意見も頂きながら
進めていく。
救助犬の普及については、今後はより普及体制を整え、お問い合わせに対する紹介なども行っていきたい。
2 聴力に障がいをお持ちの方々の緊急時体制
聴力障がい者にとっては手話よりも「文字」による情報が一番であるが、市川市ではどのような認識、準備をしているのか。日常情報のファクシミリサービスを災害時にも役立てるなど万が一の際の体制は選択肢を多くしておくことが求められていると思われるが、いかがか。また、本市の養成事情も含め、手話通訳者や要約筆記者の配置についてはどのように考えているのか。
更に、救助の際に通訳者や筆記者の同行が拒否されるケースがあるが、当事者が双方ともに救助同行を希望している場合、本市ではどのように対応を行うのか。
〔ご答弁〕
ファクシミリサービスは防災にも役立てるように整備する。
手話通訳者の養成講座については、今後も継続して行っていきたい。
3 ホームレス支援
現在市内に172人いるとされているホームレスの支援については、
民間団体との連携強化も含め、自立支援はどのように進めていくのか。
〔ご答弁〕
民間団体のご意見も伺いながら、安定した居住や就労の支援を行っていきたい。
4 精神的に落ち込むことが多い方など軽度のうつ病、うつ病の早期発見について市川市はどのように認識をしているのか
自殺予防の観点からも軽度のうつ病へのケアや地域・行政が協力しながらの早期発見体制が求められているが、本市ではどのように取り組んでいるのか。
敷居の高いものだけでなく、身近に相談できる窓口体制を整えてほしい。
国府台病院は平成22年まで厚生労働省の自殺予防研究事務局となっているが、WHO健康都市宣言をした本市の立場からもこれらの認識、取り組みについてお伺いする。
〔ご答弁〕
様々な場面で相談していただけるよう専門員を配置した窓口を設置している。
自殺予防の観点からも、うつ病ケア、早期発見には今後も継続して取り組んでいく。
以上の質問を約1時間に渡り行わせていただきました。
特に防災事情については、いつ大きな地震が来ても誰もが安心して避難できるよう、
早期の体制整備を要望致しました。
ホームレス自立支援については、計画の見直し時期に来ていることや、民間団体が積極的に支援している現状も踏まえ、更なる「安定した」居宅支援、就労支援を望みます。
うつ病の早期発見、ケアについては高齢者や出産前後、子育て、人間関係など様々な事情による発病の背景からも、身近な相談窓口の設置が求められており、更なる周知、取り組みを望みます。