着物着るの巻(まき)
本日は、私がボランティアを務める団体の出版記念のパーティでした。
この場をお借りいたしまして
ご参加者の皆様には心から御礼を申し上げます。
今日は成人式の際に祖母に買ってもらった振袖を
仕立て直して訪問着にしたものに袖を通しました。
最近はお着物の文化が日本人から遠ざかって久しいようですが、
本日のパーティでは私以外にも2人の方が着物で列席。
特にそのうちのお1人はOLさんをなさっておられる方で、夜のパーティのために
朝からお着物でご出勤!なさって、普通にお仕事をなさってからいらしたとのお話にびっくり。
艶やかな着物姿で会社のお仕事をなさっている彼女の姿が目に浮かびました。
私は着物や書道などの日本の伝統文化が大好きで、
落ち着いたらしっかりと勉強をしていきたいなーって思っているのですが
なかなか時間がとれていません。
先日、お着物に詳しい方とお話をさせて頂く機会があり、
その中で私たちの共通の結論は
「洋服を3枚買うより着物1枚もっているほうが良い」ということでした。
最近は洗える着物など低価格でもお着物がたくさん出ています。
どこかへお呼ばれした際や、ちょっとかしこまったお席でも着物だと万能に対応できますし、
何より体型が変わっても着られるのが経済的ですよね。
その方が仰っていたことで興味深かったのは
外国の方々は日本人は誰でも自分で着物が着れると思っている人が多いので、
最近の女性が着物を1人で着られない、ということを知ると皆さん驚かれるそうです。
確かにどこの国でも、いわゆる「民族衣装」と呼ばれるものは、
その国の人なら自分で着られる、と考えてしまいがちですし、
きちんと着ることが出来て当たり前なのかもしれません。
最近、日本の伝統である着物を自分で着られる方が減ってきてしまったのは私も残念に思います。
私の場合は母や祖母から教えてもらった着方なので、着付け教室に通って・・・という正式なものではありませんが
急なお出掛けのときなど、着るものに困ったら着物を着てお出掛けできるので、助かっています。
最近は公民館などでも着付けのお教室も増えてきたようですし、
これからもっと「着物を自分で着られる」女性が増えていけばよいな、と思っている1人です。
やはり日本の誇る伝統ですので、これを絶やさずに
次世代に繋げていきたいものです。