2016年の冬、
某デパートの紳士小物売り場でよゐこの有野さんと偶然バッタリ会った。
夫と買い物していたので、夫婦で挨拶した。
「すっかり専業主婦です~。」なんて話をして。
私の夫は一般企業で働くサラリーマンで
私が芸能界で仕事していたことは知らない人なので
「なんで芸能人と知り合いなん?!」と、めっちゃビックリ緊張しておりました。
夫は有野さんと話している時、
ずーっと、モニタリング(素人ドッキリ番組)だと思っていたそうで
どこに隠しカメラがあるのだろうかと
「俺、テレビに映るのか?!」とそっちを意識して緊張したらしい。
…アホだ(笑)
いや、ごめんなさい。うちの夫、面白い人です。
思い返せば、その頃から
10年以上連絡を取ってなかった昔の仕事関係の人から連絡があったり、
古巣である松竹芸能や関係の方々とご飯食べにいったり。
「麻希、舞台やったら?」の一言で
10代の頃、一緒に劇団をやっていた鐘江稔監督からの誘いにのって舞台復帰もした。
(今やすっかり映画監督な鐘江氏→コチラ 今度はハリウッドの映画祭で受賞したそうだ。スゲーな。)
完全に流されている。
いとおかし。
流されていると、ホントご縁を強く実感する。
そもそも、ご縁しかそこにはないからだ。
10月の舞台公演も色々面白いご縁でつながっている。
10月公演の作演出・山内ツトムさんは
大阪の一心寺シアターこけら落とし公演「西鶴」で共演していて約25年ぶり。
キャスティングプロデューサーの新田博邦さんは
2008年映画「シナリオライター☆松本マリコの課題」でお世話になりました。
(ちなみにこんな映画→コチラ 三浦有為子さんの脚本。世界観がとっても面白いよ)
4月舞台「パートナーズ」を観劇に来られた山内さんと久しぶりに再会し、
お声がかかった次第。
そもそも「パートナーズ」も作演出の児島さんから25年ぶりのお声がけ。
児島さんは鐘江監督とやっていた劇団の作家だった人だ。
山内さんから氏神一番さん(カブキロックス)の出演が決まったと聞いて
私の脳裏にカラオケボックスで「OEDO(お江戸)」を歌う氏神さんが思い出された。
なんで連絡先も知らない方なのにカラオケの記憶があるんだろうか…と思っていたら
それはNHK新銀河テレビ小説『雲の上の青い空』の打ち上げの記憶だった。
演歌歌手:中村美律子さんの自伝で、父親と二人三脚でNHK紅白を目指す立身出世物語。
私が主演をさせて頂いたドラマ作品だ。
お父さん役が津川雅彦さん。
私は16才~42才までを演じ、紅白歌合戦に出場するクライマックスはご本人が演じるというドラマだった。
氏神さんは中村美律子さんの回に出演されたので、シーンをご一緒することはなかったが
打ち上げでお会いしたから、記憶に残っていたのだ。
なぜ突然思い出したかというと
昨日の顔合わせの時、プロデューサー新田さんが挨拶で
『‥‥今回キャスティングした氏神一番ですが、素顔で俳優デビューさせたのは私で‥』
と仰った。
その瞬間、氏神さんがドラマ打ち上げで仰っていた
『…素顔で俳優デビューしたのはこの作品が初めてで…』という言葉が重なった。
その瞬間、スパ―――っと思い出した。
昨日は共演者である加藤裕介さんの奥様である真由子さんもいらしてて。
うわー、なんかこの座組に参加して良かったーと思った。
スパ――――って思い出した瞬間、鳥肌がたった。
今回、初めてのご縁があった方とも
今後、またどこかで巡り合えたら嬉しい。
(まだ始まったところで親しくない状況だけどもw)
芝居は一期一会で、刹那なものだけど
巡り巡って続いていくご縁もあり。
いとおかしなものだよなあ、と感じた次第でございます。
とりあえず、昨日スパーーー!と思い出したあたりの脳内会議の様子
「雲の上の青い空」チーム
NHKで津川雅彦さんの追悼番組を制作したSさんをはじめとする【津川チルドレン】の皆さんとお酒を飲みながら話したいっ!!と思った。
ウズウズする😆
10月舞台公演の詳細は→コチラ
お待ちしておりまーす!