白川郷から金沢へ巡りてきました。
GWはすごい人だったぁ…金沢。
ヨーロッパ系観光客と日本人で半々くらい。

金沢は観光スポットがコンパクトにまとまっていて便利。
寺町や茶屋町や城、庭園があり
茶道、花道、香道、陶業など伝統文化がしっかり根付いているから、特にヨーロッパの方々には根強い人気があるそうだ。

美術館、文豪たちの記念館めぐり
⬆文化系施設はわりと空いていた。
個人的には金沢三大文豪の一人
泉鏡花が楽しみでもあった。

泉鏡花といえば…中学生の時
勝手に作者をうら若き麗しき乙女だと
思い込んでいて😆
メガネのオッサン(失礼💦)の写真を見て
軽くショックを受けた記憶がある。
小野妹子は男性だ、と知った時と同格。

勝手に想像しといて
違ったからってショック!と言われても
ご本人からしたら、知らんがな!
ってことなんやけどもな。

鏡花が使っていた道具が展示されていて
一つひとつにこだわりが見え、美しかった。
潔癖症と言われるくらいキレイ好きだったそうな。
そこイメージ通り😆✨
改めて白黒のメガネオッサンの写真を見ると
華奢で色白っぽくて
髭もなく、神経細やかな感じ。
空想家で耽美的な感じが見えてくる不思議。

30年たって、ようやく作者と作品が腑におちて、イコールしたのでありました。
(いたって勝手な物言いw)

文化系施設はわりと空いていたのに
21世紀美術館だけは、入場だけで一時間以上待ち!
このプール下を見学する列はさらに一時間待ち!


長時間じーっとしてるのが苦手なので
ピークを外して伺ったのですが
GW中、プールの下見学は相変わらず一時間以上待ち。

この作品って、下に人がいるのを
上から見るっていう視点が正面だから
ただただ『長時間並んで…下に居てくれてありがとうございます。』

だってこれ、誰も居なかったら…ただのプールやもんね。
なので唯一『ありがとう。』という気持ちをこめて写真を撮りました。



その後、東京経由して湯河原へ
湯河原の湯治場はいいですねー!
お湯も質も雰囲気も
私は箱根より好きかも!
ここなら1ヶ月くらいゆっくりしたい。

湯河原にも町立美術館があって
現代作家の平松礼二さんの作品を中心にアトリエがあったり
東の横山大観、西の竹内栖鳳と名高い
栖鳳の作品展示があったり。

平松礼二さんの画が素敵~✨
草花画で有名な日本画家で、展示会も一度伺ったことがあるのだけど…やっぱ好きだわ~。
九谷焼の花詰め図柄も好きなんだけど。
(⬆共通点あると思っている私w)
色使い、バランス…好き!

そして栖鳳
竹内栖鳳の動物画を間近で観たのは初めて。
匂いを感じる動物画、と言われる大御所。
動きだしそうな躍動感。
画なんだけど、日本画の手法で平面なんだけど
でも立体的に感じる、そこに居る感じがする。
画集や写真でなく、本物を見られて良かった。
京都のイメージがある日本画家だったのだけど
湯河原にアトリエを持っていたそうだ。

お湯をメインにしていた湯河原でしたが
予想以上に美術館めぐりも楽しかった。

あと人間国宝美術館ってのもあったのだけど、行けなかった!
こっちは陶磁器メイン。細川護煕元首相の作品もあるという。
次来たときにはいく!(笑)