母子入院記録 ~PT~ | どんどんaoiドン

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2009年1月産まれのaoiはダウン症の男の子。
北海道の牧場でのびのびと育つ息子の記録です。

PT (全8回)の記録です。

体幹や大きな筋肉を使った粗大運動の指導がメインのPTですが、

OTを重点的に受けたかったという私の希望を聞いてくれ、

指導の一部でオモチャを使った指先の訓練を入れてくれました。



【指導内容】

①バランスボール

②自転車練習

③歩行(階段・坂)

④オモチャ遊び





  




体幹・バランスのチェック。

自ら弾んでダイナミックに遊ぶので、先生をびっくりさせました。






自転車初体験。

長くは漕いでいられないが、数回は漕いで移動できるように。

ハンドルを行きたい方向に持っていく…などといった運転テクはゼロ。





坂道はもっと急な長いのを家の周りで駆け下りているくせに、

先生に甘えて手をつないでから降りる人。

先生も「aoiくん、こんなの本当は余裕でしょ?」と苦笑い。







手先を使うオモチャ遊び。

PTのY先生とはもっと体を使った遊びがしたいのよ!という態度むんむん。

全然やる気を出さず、運動指導のホールの方へ脱走。




【評価(体の機能面)】

◎バランス感覚・体幹の筋力ともに非常に良好。

◎足がしっかりしている。土踏まずが綺麗に形成されており、扁平が見られない。

 今の状態なら、どんな靴を履かせても問題ない。

◎自転車は、ペダルに足を乗せておけるようにさえなれば、

 脚力としては運転できるようになると思う。

◎体の機能としてはかなり良いレベル。できないことは経験不足に因るところが大きい。

 色んなことをさせて、経験を積ませること。



【評価 (日常活動面)】

◎自分の中でルーティーンが決まってしまったら、それを崩すのが困難。

 記憶力がいいので、「この部屋に来て、この先生と一緒の時は

 バランスボール⇒自転車⇒階段・坂道歩行 の順で指導を受けるということを1回で

 覚えてしまった。このルーティーンの間に違う項目を入れると困惑して、強い拒否行動が出る。

◎ルーティーンの決めつけは、やることの見通しがついていると安心して取り組める心理に

 よるところが大きい。

 数字の理解が進み、①~をやる ②~をやる ③~をやる というようにやることの順番を

 都度教えてあげられるようになれば、何事も安心して取り組めるようになる気がする。

◎小さなジェスチャーやハンドサイン、目の動きなどでaoiなりのコミュニケーションを発信している。

 それらを理解し、aoiの気持ちの動きを代弁してくれる人がそばにいれば、場面や気持ちの

 切り替えもスムーズにできるようになると思う。





指導回数が一番多かったこともあり、担当の先生はとても細かく評価をしてくれました。

理学療法士の先生でしたが、体の機能の話だけでなく、

aoiと過ごす上での対人面なんかも気にかけて色々言って下さったのが印象深かったです。






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