乳がんの先輩であるしっかり者の妹。

その妹が激推しするT先生を追っかけて転院した私。


T先生の診察は本日で2回目。


本当に、患者の気持ちに寄り添ってくれる先生なんだな。

だから待ち時間長くなっちゃう。


私は未だに手術したくないと思っている。

だって、今何不自由なく暮らしているのに、

わざわざ体に傷をつける行為じゃん。

手術したら胸が無くなるし、

エキスパンダーは痛いって噂だし、

苦しむのは目に見えている。

なのにそれをしなくてはいけないのを受け入れられない。


その気持ちを、

先生に言うのは変だなとも分かっていたけど、

正直な気持ちなので伝えてみた。


しどろもどろに話す私の言葉をゆっくり聞いてくれて、

話し終わった後にゆっくりと、

80歳過ぎてる人なら様子見ましょうかと提案するかもしれないけど、

まだまだ先が長い人に、

手術しない選択は無いんじゃないかな。



形成の予約時間確認待ちで少し時間があったから、

先生が乳腺外科医になった理由を聞いてみた。


表向きと本音の2パターンの解答例が用意されていた。

その中で、

腕よりもしゃべりで勝負っていう身振りが面白くて、

そうやって、患者の気持ちをほぐしてくれるんだなって、

妹が惚れ込んだ理由がわかった。

もちろん腕もいいらしい。


帰りがけにダメ押し

「僕の診察を受けたからには逃がさないよ」って笑ってた。