”書道を好きになってもらいたい”は止めた方が良い理由
こんにちは!
お教室業をされている先生方とお話しするとと、よくこんなことを耳にします。
書道を好きになってもらいたくて頑張っているのに、
生徒たち(主に子ども)があまり書道を好きになっているように感じない
ご自分の好きな書道の良さを伝え、
書道を好きになって欲しい思いが強いほど、
生徒さんが熱心にお稽古に励んでくれなかったり、
つまらなそうにお稽古している様子を見ると、
本当に悲しくて、やりきれない思いでいっぱいになってしまう方も多いのではないでしょうか?
でも、
ここで忘れてはいけないことがあります。
それは
書道教室にいらっしゃる生徒さんには書道が好きで通っているわけでなく、
きれいな字が書けるようになりたくて通っている方もいるという事。
お子様に至ってはそもそも字の練習などしたくないのに
保護者に半ば無理やり通わされている場合が非常に多いという事。
です。
そんな方に対して
あなたがいくら書道を好きになってもらおうと努力したところで、
その努力無駄になっていることの方が多いでしょう。
でも
そもそも人が一生のうちに何かを好きになることなんてそう多くありませんよね。
試しにご自分の趣味、本当に好きな事を挙げてみてくださいといわれたらいかがでしょう。
たくさん出てくる人の方が少ないのでは?
何かを好きになる、そこに理由なんてない。
気が付いたら好きになってた
ことがほとんどです。
まして誰かのアクションにより何かを好きになるなんて。。です。
だからお教室で先生がすることは書道を好きになってもらう事ではなく、文字をきれいに書けるようになってもらうことに徹する!
この一点注力することで、生徒さんがつまらなそうにお稽古していても、書道を好きになってくれなくても指導者としては辛くない。
そもそもそんなものだと思うようにしましょう。
ほら、なんだか気持ちがスーッと楽になりませんか?
たとえ書道を好きになってもらえなくても、
あなたが一生懸命に指導することで
生徒さんがきれいな文字を書けるようになればいいわけですから。
そして
あなたの一生懸命な指導により文字がきれいに書けるようになった生徒さんは、たとえ書道を好きにならなくても書道の良さはわかってくれているはずです。
それで十分ではないでしょうか?
だから
書道を好きになってもらいたい、好きになってもらわなくてはならない
呪縛からご自分を解放してあげましょう!!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。