いよいよ梅雨入りしましたねー。
小さい頃は、何となく
単調な印象を持っていたあじさいの花。
何十種類もの紫陽花があることを
初めて知ったのは、
実は、お茶のお稽古がきっかけです。
少し前まで、お寺の境内のお茶室を使って開いているお教室にお茶のお稽古に行かせて頂いていたことがありました。
紫陽花が植えられた山のふもとにある境内。
その山に咲く 何十種類ものお花が、この6月には
一輪ずつ境内脇の展示スペースに並べられていたことで
はじめて、その幅の広さとバリエーションの豊富さを知りました。
華やかな雰囲気を持つもの、和室にしっとりとした雰囲気を醸し出すお花、
一株のなかに、様々な色を称えて、まるで宝石のように見えるもの。
ところで数年前まで
お茶のお稽古に通っていた私にとって
この季節6月は「あじさいまつり」
の季節でした。あじさいまつりとは、お茶室のある境内に
様々な種類のあじさいが咲いていたことから
見頃を迎える頃のイベントの一環として
お寺さんが企画している年間行事の一つです。

その一環として、お茶室を使わせて頂いている私たちも
毎週のお稽古日に、お薄(お抹茶)のご接待をするのです。

山紫陽花を見にくるハイキング姿の方々、
趣味の写真を撮りに来たりと散策に訪れる一般の方々にも
ほっと一息、ちょっとだけ普段の時間の流れをひとやすみして
本格的なお茶のお点前を味わって頂ける機会でした。
毎回飛び入りの「お客様」にお点前させて頂く分
ほどよい緊張感があったのも覚えています。
ちょっと控えめな感じが上品な、曇りの日も、
しめやかな雨の日も、
それなりに味わい深さが素敵に感じられて。
同じお茶室から見える風景なのに、
まるで違う景色に見える茶庭。
日本の四季折々の一つを
感じることの出来るこの季節。
ちょっとグレートーンの混じった
やわらかな色合いになごみを感じます。
改めて体にしっくり馴染む日本の色彩 を感じる事の出来る機会。
空模様を「自然の移ろい」として鑑賞出来る心のゆとりや、
時折肌寒さを感じる中で、
お釜の煮え立つ音や
茶筅のお点前のリズム。
五感を通して感じる和の音に
ほっこりした気持ちになったものでした。
久しぶりに
ゆったり、そして、脈々と流れる
和の時間 の手触りを思い出しました。
