ただいまドイツを訪問中です。
今回は、数年間もの間メールでしかやりとりをしていなかった相手と初めての顔合わせ。メールや電話で、お互いのスタンスを既に持っていただけに、何となく気心は知っている気持ちになりやすい。初対面ながら昔から知っていた間柄のように、初対面でも親しく話が出来るのがうれしいところ。
お食事の席で話をしているなかで、
ドイツ国内の地域差や文化の違いについての話題になりました。
・・・と、偶然その人が親戚を東ドイツに持っていた事を発見。
私とそれほど年齢の違わない彼女が少女時代に見た、歴史の一面。
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当初はとりあえず「モノ」の無かった東ドイツ。
・・東ドイツ地域にいる親戚に日用品を郵送していたこと。
行き来が徐々に緩和されて、70歳の誕生日には西ドイツ訪問が許された祖母は
西ドイツでの豊富な物質にあふれた暮らしに大変ショック受けたこと
東ドイツの親戚の子供に、モスクワ留学の機会が与えられ、それを受領した瞬間から西ドイツの親戚とコンタクトをとることが禁止されてしまったこと。
当初は電車でしか行き来が許されていなかったこと。
自家用車でも行き来が許されるようになってからも、事前に許可や登録を経ての訪問。
東ドイツ訪問中も、訪問先の近所の人々からの監視の目をじかにを感じたこと。
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そして、統合後、今も東ドイツの整備を整えるための税金を支払う必要があるんだそうです。
旧東ドイツ地域の事情やいきさつを知らない西ドイツ圏の人からは、「西ドイツ地域にも整備すべき箇所はあるのに(東ドイツ地域にだけ税金が使われており)過剰投資だ」ということで反対の声もあるということ。
・・・などなど。
旧西ドイツ地域での学校でも触れられない歴史。
家族に刻まれた時代の足跡。
肌で感じた政治経済システムとそれが人々の生活に与える影響。
通常は仕事のやりとりしかしていなかった相手の体験談や世界観を知ること・・・通常の仕事のつながりだけではなかなか知る機会を持つことが出来ない「人」としての側面です。
そして、そんな話をする機会を持つことが出来るのが、私にとっては旅の醍醐味でもあるのです。
振り返って、自分たちの年齢でも、ある意味「歴史の証人」になることが出来るのだと感じました。毎日の生活が「歴史」の積み重ねになっているのだと今更ながら再認識・
そして、「歴史に新しい流れをつくる」という動きも、確実に起こっているのだということも。 「よりよい社会にしよう」という人々の意志や願いが、その潮流を造っていることも。
そういえば・・・ということで、少し昔、学校にいた頃に受講したことがあるPolitical ideology (政治イデオロギー)のクラスを思い出しました。
生活の会話を垣間見ることのできるマーケット
←さすがドイツ!!のジャガイモ専門店!!

