黒い大地を切り裂くように流れる赤い灼熱。
全ての生命を拒絶するかのような環境でもヤツらは居る。
鳥竜種走竜科目、イーオス。
そのリーダー格であるドスイーオスだ。
何故にこんな場所を棲息地にするのか、人の身としては理解に苦しむ。
が、彼等は其処に居り、私の邪魔をするのだから仕方がない。
尤も、彼等のテリトリーに侵入しているのは此方で、それが身勝手な言い分なのは解っているのだがこれも仕事だ。
熱気で歪む視界に苛立ちを覚えながら、一瞬だけスコープを覗きトリガーを引く。
目の前に横たわる一際大きな個体、ドスイーオスが絶命している事を確認しつつ、周囲に敵意ある気配がないかを探る。
取りあえずは大丈夫なようだ。
私はライトボウガンを背に担ぐと、火口付近を探る。
確かこの辺りに「火薬岩」が在るハズ。
探してみると幾つかそれらしい岩を見つけることが出来た。
が、直ぐには運ばない。
一旦ベースキャンプに戻ろう。
そろそろ支給品が届いているはずだ。
……
…
波打ち際にある青い支給品BOXを覗き込む。
回復弾、強走薬等。一番必要なクーラードリンクは…ない。
火山での活動だというのに弾薬以外の所持品は却下とか、ギルドの通達には毎度恐れ入る。
しかし一度受けてしまった依頼だ。
やり遂げなくてはいけない。
一抹の不安を抱えたまま再び火口を目指す。
火薬岩は、ちょっとした衝撃で爆発する危険な代物だ。
火山にはこうした可燃性の強い鉱物が多い。
運搬の為に一度抱えてしまったら、降ろせるのは特殊な緩衝材を敷き詰めてある納品BOXの中だけだ。
単独で受けている為、途中襲われても逃げ回る事しか出来ない。
幸い、ここまで脅威となりそうなモンスターの姿は無かった。
一瞬の逡巡の後、私は強走薬を飲み火薬岩を抱えこんだ。
な…!?
隣のエリアに移動した私は絶句する。
一体何処に隠れていたのか、そこにいたのはイーオスの群。
反撃も出来ない状況下、ここを無事突破出来るか?
自問自答し、自嘲する。
出来るか否かではなく、やるしかないのだ。
意を決し、私はイーオスの群へ向かって走り出した…。
全ての生命を拒絶するかのような環境でもヤツらは居る。
鳥竜種走竜科目、イーオス。
そのリーダー格であるドスイーオスだ。
何故にこんな場所を棲息地にするのか、人の身としては理解に苦しむ。
が、彼等は其処に居り、私の邪魔をするのだから仕方がない。
尤も、彼等のテリトリーに侵入しているのは此方で、それが身勝手な言い分なのは解っているのだがこれも仕事だ。
熱気で歪む視界に苛立ちを覚えながら、一瞬だけスコープを覗きトリガーを引く。
目の前に横たわる一際大きな個体、ドスイーオスが絶命している事を確認しつつ、周囲に敵意ある気配がないかを探る。
取りあえずは大丈夫なようだ。
私はライトボウガンを背に担ぐと、火口付近を探る。
確かこの辺りに「火薬岩」が在るハズ。
探してみると幾つかそれらしい岩を見つけることが出来た。
が、直ぐには運ばない。
一旦ベースキャンプに戻ろう。
そろそろ支給品が届いているはずだ。
……
…
波打ち際にある青い支給品BOXを覗き込む。
回復弾、強走薬等。一番必要なクーラードリンクは…ない。
火山での活動だというのに弾薬以外の所持品は却下とか、ギルドの通達には毎度恐れ入る。
しかし一度受けてしまった依頼だ。
やり遂げなくてはいけない。
一抹の不安を抱えたまま再び火口を目指す。
火薬岩は、ちょっとした衝撃で爆発する危険な代物だ。
火山にはこうした可燃性の強い鉱物が多い。
運搬の為に一度抱えてしまったら、降ろせるのは特殊な緩衝材を敷き詰めてある納品BOXの中だけだ。
単独で受けている為、途中襲われても逃げ回る事しか出来ない。
幸い、ここまで脅威となりそうなモンスターの姿は無かった。
一瞬の逡巡の後、私は強走薬を飲み火薬岩を抱えこんだ。
な…!?
隣のエリアに移動した私は絶句する。
一体何処に隠れていたのか、そこにいたのはイーオスの群。
反撃も出来ない状況下、ここを無事突破出来るか?
自問自答し、自嘲する。
出来るか否かではなく、やるしかないのだ。
意を決し、私はイーオスの群へ向かって走り出した…。