主人公の私「優作」は大学1年生。高校卒業後、上京する。Y社と4年間のアルバイト契約を結ぶ。社宅の「T荘」に下宿することになった。下宿先に先輩大学生と同い年の大学生がいた。
〈主な登場人物〉
田島:大学3年。体型はずんぐりむっくり。口が達者。
菊田:大学4年。真面目で後輩からの信頼が厚い。
堀江:大学4年。パンチパーマの美男子。彼女がいる。
京子:食堂で夕食を作るパート職員。30代で1児の母。優作が姉のように慕っている。
堀江先輩にこれまでのいきさつを聞きました。京子は初め菊田先輩と付き合っていたそうです。その後、何かのきっかけで田島と付き合うようになりました。田島が京子さんを「奪った」ようです。
菊田先輩からすると、後輩に「彼女」を奪われたことになります。それ以降、菊田先輩の様子がおかしくなってしまったのでした。
真面目な菊田先輩が、人妻の京子さんと付き合っていたのは意外でした。大学に女性はたくさんいるだろうになぜ主婦と不倫するのか、そして既に夫がいる女性なのに二人の先輩が取り合いをしているのが理解できませんでした。
私を誘ってきたように京子さんからモーションをかけた可能性があります。大学1年の頃の菊田先輩を誘惑して関係を持ったのかもしれません。
自分も、あのとき田島が来なかったらどうなっていたかわかりません。