乙(きのと)
そこにいるだけで、
人々を和ませることができる花のような人。
花は、どう生きる。
ただ一生懸命咲くだけ。
咲きかたを選ばない。
人に喜ばれるために咲くのではなく、
自分のために咲くのだ。
誰も見てくれないなど、
嘆く花はいない。
薔薇を見て、わたしなんて、、という
かすみ草もいない。
それぞれが、
個性豊かに自分に誇らしげに
咲いている。
花の姿に、香りに
人は心を奪われる。
人を和ませ、喜ばせ、
場を和ませる。
花が一輪でもあるだけで、
無機質な空間が、優しくなる。
花束をもらえば、
誰もが嬉しくて笑顔になってしまう。
どんなに人を癒し、笑顔にさせても、
花は見返りを求めない。
美しく咲き、散ってゆく。
その姿が美しく、
たまらなく愛おしい。
乙の人たちも、
咲くことだけを決めていればいい。
可愛らしい花のように
凛とした花のように
美しい花のように
どうしたって、
あなたの存在はみんなにとって喜びなのだ。
花のような人よ。
あなたは、どんな花を咲かせたい?
どんなところで、咲きたい?
他の誰でもなく、
自分自身の最高の花を咲かせましょう。