専門か、総合か | DIY×デザインは教育を変える! / produced by Makerside

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メーカー勤めのサラリーマンが、DIYとデザイン(設計)を融合させ、新たな学びの形を提案していくブログ。「インテリア」「デザイン(設計)」「ものづくり」が三大テーマ。

先日、中学以来の旧友と実に8年ぶりに再会しました。


そんなに時間が経った気もしないのですが、時の流れというのは本当に早いものです。


その友人は、中高の頃は勉強で目を引くような存在ではなかったのですが、大学在学中に旧司法試験を3位で合格し、今では弁護士として独立して事務所を開くほどの猛者です。


人間の努力の凄みを感じます。


弁護士というと高給取りの代名詞のような存在ですが、話を聞くと、それなりに大変な仕事だということがわかりました。



細かい話はさておくとして、独立した彼が今ぶち当たっている壁は



総合法律事務所としてやっていくか



専門分野に絞ってやっていくか




ということでした。




要は、門を広くしておいて色々な依頼人を相手に総合的に力をつけていくか



それとも



依頼人のジャンルは限定されるけれども、分野を絞って一点突破するのか



ということでした。



これは、起業をこれから始める身としては、とても共感できる話で、「あ、やっぱり同じようなとこで悩むんだなぁ」という感じでした。




彼はこれから専門化を目指すようで、その理由は「色々な仕事を扱っていると、新しいタイプの依頼がきたときにまた一から勉強し直す必要があり、効率が悪い」ということでした。




独立して事務所を開いたといっても、現在は事務員不在で彼自身しかおらず、いかに効率良く収支を改善させるかというのが切実な課題だということで、当面は効率重視でいくそうです。




私自身は個人的に「総合性」を指向していて、大学の学科名も「総合」と名のつくところに所属していたくらいです。




一方で、専門性を持った人たちには強烈な憧れもあります。




というのも、「君、何ができるの?」と訊かれたときに明確に答えられるものが何もないからです。




プログラミングが出来たり、絵が描けたり、何かしら手に職を持っている人が羨ましいのです。





かといって、これからプログラミングや美術のトッププロを目指せるのかというと、理屈上は不可能でないにせよ、現実的にすでに不可能なのです。




アメリカなんかでは、プログラミングや電子工作に秀でた14歳の少年が起業してCEOをやっているようなご時世です。同じ本気度であれば、スタートが早い方が有利に決まっているのです。





では、遅咲きの人間にはもう活躍のフィールドはないのか…





いえ、そんなことはないと思います。





そこに希望を与えてくれるのが、まさに総合力だと思うのです。




AとBという分野で専門家がうようよいて勝てなくても、A+Bであれば勝てるかもしれません。




また、同じAという分野でも、多くの専門家がA1という部分のみ着目している中、総合的な視野を持っていれば、A2という部分に活路を見出すことができる可能性があります。





つまり、総合力は、棲み分け力になると思うわけです。





なまじ専門性を持っていると、かえってその分野に固執してしまい、チャンスを逃すことになるかもしれません。





日本の新卒採用なんて、まさにそうですよね。専門性は求められてなくて、総合力(それを日本では"伸びしろ"と呼んでいる)が必要とされています。(…ただし、アメリカとかは逆です)




専門性がなさすぎても力を発揮できませんが、専門性がありすぎても間違えると視野を狭めることになる。





どちらが正しいということはないでしょうが、永遠の課題です。