鉄道史資料保存会が発行する、「鉄道史料」という会報誌が大量に入荷しました。
オークションにて出品しましたら、
予想通り多数の落札がありました。
(下の写真は現在出品中の一例です)
この書籍を発行されている、鉄道史資料保存会は成り立ちが独特です。
1970年頃、「鉄道友の会」阪神支部の一部メンバーを中心とする鉄道史資料の散逸と消失を惜しむ人々によって創設されました。
そこで1976年より基本的に季刊体制にて、会報「鉄道史料」の頒布を開始、平行して様々な鉄道関連史資料の翻刻出版事業に取り組み始めた。
そんな成り立ちですので、一般に書店などでは売っておらず、
古書市場でもめったに出てこない、希少な書籍です。
内容は専門的で、この書籍にしか記載されていないレアな写真や図表などがあり、
鉄道マニアの、しかもかなりディープな領域を探求されている方々にとっては、
ぜひとも手元に置いておきたい貴重な書籍でもあります。
(下の写真は現在出品中の一例です)
内容は、明治期の蒸気動車や客貨車、戦前期の電車や気動車、
あるいは戦前の日本で統治地域向けに製造した車両など、
主に古い車両関係資料の掲載を基軸としています。
また、車両研究記事や、社史を刊行することなく終わった私鉄の社史研究記事、
それに古地図研究記事など、貴重な史資料を基礎とした研究記事も多数掲載されています。
落札価格は、2000~10000円ほどです。
ほぼ全巻そろっておりますが、すでに半分程度はお買い上げいただいております。
まだ多数出品しておりますので、よろしければオークションをご覧ください。
(下の写真は現在出品中の一例です)
※「鉄道史料」の所蔵施設の一例
大阪府立中之島図書館:1号~
国立国会図書館本館:24号(1981年)以降(33号欠) 関西館:114号、122号以降
鉄道博物館ライブラリー:1号以降
京都鉄道博物館図書資料室
東京都立多摩図書館:1、7、8、22(1981年)~100号(2000年)
三重県立図書館:32(1983年)~58、66~100号
上記の図書館などでは閲覧が可能なようです。
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