一日一食。
腕立て 腹筋ローラー スクワット 各20回。
そして一カ月が経ち
約4キロの減量に成功したわけだ。
4キロという数字を見るとあまりパッとしないわけだが
単純に2リットルのペットボトル2本分 4キロ
スイカのSサイズひと玉 4キロ
さらに、うまい棒400本 4キロ
チューブわさび100本 4キロ
これらどれでも体内から出てきたのだと思うとゾッとする。
もし俺が冷蔵庫なら、きっとうまく食材を冷やせなかっただろう。
しかしこう例えてみると、イメージしやすいもんだ。
次は、あと2キロ落としてピカチュウ分になるので
さらに4キロ落として一億円出したいと思っている。
簡単に言うと
あと6キロ落としたいってことだ。
「THELOSER」~THEコウタ・THE負けたよ~#6
初ライブが迫ってきたころ、俺らバンドの雰囲気は最悪だった。
なんとか大体の曲を覚え、ようやく止まることなく演奏しきれるとこまできた。
その日。俺らはスタジオにいて、練習していた。
「休憩しようぜ。」
とギャラガーが言うと
俺らはサッとベースとスティックを置き、部屋を出た。
ここのスタジオは小さな町のふれあいセンターであり
喫煙は中庭ですることになってる。
裏には線路が通っており、たまに赤い電車通る。
ベンチに座り雑談中、バンド名がないことに気が付いた。
ライブに出演するにあたって、バンド名は必須だった。
話していくうちに「THE」はつけようと決まり。
3人の共通点「負け組」を引っ付けて
THE負け組
と適当に決まった。
バンド名が決まり、曲もなんとか演奏できるようになり少し自信さえ出てきた。
ライブ前日に迫った日。
それでも不安だった俺らは、夜、近くの公園にそれぞれの楽器とスティックを持って集まった。
ケータイで音源を流しながら、りゅーたはベンチを叩く。
俺とギャラガーは音源のドラムに合わせて弾く。
最終的にベンチを叩くりゅーたがうるさいということになり、
俺らを見守るりゅーた、、、。
少し経って俺らも弾くことをやめ、音源と俺の歌声だけになった。
何なんだこの時間。
俺は歌いながらも白目をむいていた。
しかしよく聞くと音源の音に交じって変な音が聞こえる。
その公園は夜になると不気味な雰囲気で、怖いうわさもあった。
ツッチーツツチーツッチーツツチー
犯人は目の前にいたりゅーただった。
スティックを手に持ち口でドラムを演奏していたのだ。
やはり不安だったのだろう。
でもそれは俺もだった。
いや。ここにいる全員そうだったはずだ。
「頑張ろうな、りゅーた。」俺はそう心で思いながら
そのあと何曲か半目で歌い切った。
時間も深くなり、明日のライブ頑張ろうなって感じでそれぞれ家に帰った。
家に着くと、遠足前のあの感覚のせいで中々眠りにつけないな。
なんて思う事なく、たっぷり昼過ぎまで寝た。
そして初ライブ当日。
本番は18時30分。
俺ら出番は一組目。トップバッター。
うまくいくといいのだが、、、、。