しかし、最近は寒い。本当に寒い。
そして退屈だ。
ただ、他にやりたい事がないおかげでバンドがやれている。
やりたい事がたくさんあって、忙しい毎日ならバンドはやっていなかっただろう。
やる必要がなかっただろう。
おもしろい人で曲もつくるほどの音楽好き、おまけに毎日退屈そうなのに何にもしてない人がいる。
バンドやれよ!退屈がまぎれるぜ!
まあ決めるのはお前次第だがな、、。
「THELOSER」~THEコウタ・春分~#5
T・ギャラガーが強引にバンドに入ってから
初めての曲、街を出ようが完成し
ひとりぼっち
どうしていつも
今日の俺は
春分
と、曲が増えていった。
ようやく人数が揃い、曲もできバンド活動が始まった。
ただ問題が起きた。
俺はボーカルと覚えたてのギター、りゅーたはベース、T・ギャラガーはギター。
ギター2 ベース1 ドラム0
そう、ドラムのことを忘れていた。
俺はギターを譲ってもボーカルは譲らず
T・ギャラガーは「ギターしかやらねえ」
りゅーたは「ベースしかやったことがない」
という話になり、話し合った結果。
りゅーたがドラムをやることになった。
軽く無理やりな気もした俺は、りゅーたにドラムスティックをプレゼントした。
あの時ばかりはりゅーたも白目をむいていた気がした。
なんにせよりゅーたはドラム経験がない。
スタジオに入り個人練をし練習をかさねてくれた。
それと同時に俺はベースボーカルとなり、りゅーたのベースを借りて練習を重ねた。
その時。嬉しいニュースが舞い込んできた。
かねてからの目標でもあった、初ライブが決まったのだ。
青ざめるりゅーた、喜ぶギャラガー、白目をむいた俺。
ライブが決まったのは嬉しかったが、どうみても人前でやれるほどのものではなかった。
唯一のバンド経験者はT・ギャラガーのみ。
練習にも熱が入る。
飛び交うギャラガーの怒号。
青ざめるりゅーた。
その様子は、まるで地獄。
鬼VSリス
存在を消す俺。
さらなる事件が起きる。
曲の練習中のこと。
間奏に差し掛かり、ギャラガーのギターソロが始まるころ
りゅーたのドラム音がきえた。
なにかあったのか。りゅーたのほうを見ると
すました顔で座っていた。
何かあったわけではなさそうだ。
ギャラガーが
何で叩くのをやめたんだ?
と聞く。するとりゅーたは
ここは叩かないほうがいいかなあと思って、、。
と答えた。
ギャラガーは怒った。
俺は天を見上げた。
こんな途中で叩くのやめるドラムなんていねえだろ!
そして
お前の歌い方もきもちわりい!
被害はこちらにも飛び火した。
初ライブまで残り数日。
痩せていくりゅーた。
飛び火するコウタ
吠えるT・ギャラガー
果たしてどうなってしまうのか、、、、。