産科病棟に着くと、電話に出ていた宿直の先生が私の顔を覗きこんできた
挨拶かと思って、私は会釈した
けど、あとから思うと私の顔色を見ていたのだろう
私は顔面蒼白だった

すぐにエコー
痛くて斜めの体制になれないので、
看護師さんに支えてもらった

先生は何も言わなかった
そして点滴をつけられ、
個室の病室へ案内された


お腹の中に血がたまっているとのことだった
私のお腹は確かにぷっくり膨れていた

採卵の時にできた卵巣の傷から出血していた

「出血量が多いので手術しましょう」

血液というのは固まるので、安静にして吸収されるのを待つ、ということができる
でも私の出血量はそんなレベルではなかった

日付はとうに変わっていた
1時間程待っていると、いつもの女医さんが駆け付けてくれた
執刀してくれる
すごく安心した