おはようございます

 

本日はわたしの子孫にむけてのメッセージなので

 

興味のある方はお読み下さい

 

まるりんは2歳2ヶ月の時

 

阪神大震災を経験しました

 

まるりんお気に入りの公園は

 

避難所になってたくさんの方が

 

困難な生活を強いられておられました

 

私達家族はというと

 

わたしとまるりんは

 

京都の姉のところに一時避難

 

おとうやんは全倒壊の張り紙

 

のある

 

震災被害にあったもとのマンションで

 

電気、ガス、水道がストップしている

 

状態で2ヶ月1人で生活していました

 

震災の日、当日は

 

たまたま京都の姉のところに

 

家族3人でいたので難をのがれました

 

震災の前日

 

夫は夕方JRで京都から神戸に帰ろうとしていました

 

京都駅につく前に

 

なぜだかわからないのですが・・・

 

わたしは夫をみるだけでイライラ

 

腹がたってくるのです

 

なぜだかそのときのわたしは

 

まるりんのかみおむつについて

 

ずっと考えていたのです

 

まるりんはとても敏感肌で

 

当時紙おむつがあわず

 

唯一あうのが一番高価なメーカー

 

のものでした

 

病院から処方される

 

ステロイドの入った軟膏をつける気に

 

なれずかぶれて

 

ぐずる彼女をみていると

 

自分のふがいなさを

 

如実につきつけられるのです

 

また当時ある団体の

 

代表者をしており

 

その機関の事務処理や

 

育成、教育施設管理等で

 

彼女を自宅でゆっくりと布おむつをして

 

育てる余裕はなく

 

常にその団体施設で活動をしていたことから

 

彼女の訴え(おむつかぶれがつらい)を

 

わかっているのに

 

優先に出来ないもどかしさを

 

ひとり胸の中で抱えていました

 

これはいま20年経って

 

時間の経過とともに整理できて

 

言語化できますが

 

あの頃はもう頭の中が常に

 

この気持ちはこの言葉ではない・・・

 

事実とちがう・・・

 

的確に表現できる言葉が見つからない・・

 

ともがいていました

 

そんな事を考えていたわたしは

 

突然。本当に突然堰を切ったかのごとく

 

夫に「まるりんのおむつがあわへんねん・・・」

 

と言ったかと思うと

 

烏丸通りの道の真ん中で

 

大声で泣き出してしまったのです

 

夫はただオロオロ・・

 

「おむつがあわへんねんな~。ほんならかいにいこか?」

 

「そーゆうことゆうてんのとちゃうねん。買えばすむってことちゃうねん。

 

こんな高い高い紙おむつかいたないし、ステロイドはいややし

 

まるりんはぐずらはるし・・・わーん。わーん。」

 

ほんまおまえはあほかという状態でした。

 

そんなわたしを見かねた夫は

 

「わかった。ほんなら今晩はねーちゃんのとこ泊まって

 

ゆっくり話しよう。俺、朝一神戸帰るから・・・」

 

夫はまるりんをふわっと抱きかかえると

 

「ほな・・いこか」

 

「・・・ん」夫がまるりんを抱っこしている姿

 

を見ながら自分も抱っこされているような気持ちになり

 

高まっていた感情がすーっと落ち着いていくのを感じました

 

そして、姉の家に帰ってからおむつの話はどこへやら

 

まるりんは夫の胸の上でうつぶせで寝るのが大好きで

 

まるりんと夫が自然に眠りについたのを

 

覚えています

 

その翌日夫はタクシーで京都駅に向かいました

 

わたしは朝早いため再びねむりに・・・うつらとしているとき

 

床下から今まで聞いたことのない音がしたかとおもうと

 

家中が揺れ始めました

 

とっさに昨晩夫の胸の上で寝ていたまるりんに

 

おいかぶさり

 

この子はまもって

 

この子だけは守ったってください

 

と激しいゆれが治まるのを

 

じっと身体をかためて

 

まるりんがつぶれないようにしていました・・・

 

とても長く感じました

 

揺れがおさまり

 

ふっとまるりんをみると

 

夫の胸の上ですやすやと寝ていた

 

ままの表情でスースー寝ていました

 

わたしはこれは尋常な揺れではない

 

何がおきたんや

 

すぐに夫の携帯に電話をすると

 

「だいじょうぶ?」

 

「おう・・。タクシーに乗ってたからな~

 

なんか・・電車動かんらしいから・・

 

本社にいくわ(京都)」

 

・・・夫は無事だった・・・

 

それからTVをつけると

 

あの光景が画面に写りました

 

体中がふるえました

 

なにがおきてるんや・・・

 

なんなんこれ・・・

 

え・・・なに・・・

 

ここからが今まで

 

苦しくて辛くて複雑で

 

フタをしてきた部分です

 

姉の家に泊まっていたのですが

 

姉は東京に行っていました

 

即座に姉からの安否確認

 

姑からの安否確認

 

友人知人からの安否確認

 

TVの画面を見ながら

 

私達の無事を安堵する声を

 

感じながら

 

身体は震えが止まらない・・・

 

よかった・・・無事やってんな~~

 

その声が遠く遠くなるほど

 

目の前の画面には友人がいる・・・

 

一緒にお好み焼き食べたとなりのかた

 

餃子やさんのおじさん・おばさん・・・

 

ぜんぜんよくない・・・よくないんだよ・・・

 

命が助かったからって・・・よくないんだよ

 

悲しいよ~。悲しいよ・・・

 

自分たち家族だけがラッキーなんて

 

思えへん・・・

 

たまたまやんか・・・

 

痛かったやろな・・・苦しかったやろな・・

 

怖かったやろな・・・寒くて、熱くて・・・

 

地獄ってこんなんなんや・・・

 

ちっぽけないきものやな人間って・・・

 

地球がちょっと動いただけで

 

何年もかけて築きあげたもん

 

一瞬でこわすんや・・・

 

ごめんとかいわはらへん

 

なんもわるいなんて地球おもわはらへん

 

みんな泣いてはるで・・

 

くるしんではるで・・・

 

謝って欲しいわ・・・

 

直して欲しいわ・・

 

みんなの生活返して欲しいわ・・・

 

こんな生きてるか確認なんか

 

したくないわ・・・

 

泣きたくないわ・・・

 

震えたくないわ・・・

 

怖かった。怖かった。怖かった。

 

誰のせいにもできひんから・・・

 

宇宙にほうりなげられた

 

この憤り、嘆き、悲しみ、怒り

 

散らばったままやん・・・

 

TVの画面のまえで

 

散らばったものの大きさ

 

散らばっていった距離の長さに

 

呆然とした

 

「ママ~。きったぞ~きたぞ~あられちゃん~

 

んちゃ。んちゃ。」

 

まるりんが歌っている・・・

 

てけてけててってん~~音譜ラブラブ

 

「まるりん。あられちゃんだーいすき。きーーんん。」

 

泣いたらあかん。

 

まけたらあかん。

 

この子を育てなあかん。

 

わたしはおかんなんや。

 

これが事実や。

 

おきたもんしゃーない。

 

散らばったもん拾いあつめればいい。

 

まるりん。いきよう。

 

一緒にいっぱい笑おう。

 

いっっぱーいあられちゃんうたおう。

 

「ママ。ないてんの?がおがおさんきはったん?

 

ずっとテレビの中がおがおさんいはんの?」

 

「せやで~まるりん。がおがおさんきはった。

 

おとなりのみーちゃんだいじょうぶやったやろか・・・」

 

「なんでないてんの?ぽんぽんいたいの?

 

まるりんとんでけ~。いたいのいたいのとんでけ~

 

してあげよか?とんでけ~。あ~とんでいかはった・・」

 

「ありがとうまるりん。やさしいな~。

 

飛んでいったわ。さあ~ないてられねんな。

 

ご飯つくろ。歩いて水もっていかなあかんからな。」

 

まるりんのおむつかぶれが

 

わたしに教えてくれたこと

 

深いのです。

 

まるりんがわたしをまもってくれたんです

 

まるりんがわたしと夫の真ん中で

 

笑ってくれていたから

 

あられちゃんを歌ってくれたから・・・

 

今日はここまでにしときます

 

またねはーと