2日目は世界遺産都市マラッカへ。7時半ロビー集合でガイドさんが迎えに来てくれ、他に7名の日本人の方たちと一緒にマレー鉄道に乗車。KLセントラル駅も黒川紀章さんの設計。
ディーゼル列車のマレー鉄道。「スピード遅い・1日4本・単線・遅れはしょっちゅう」ということで地元の人はあまり使わないらしい。。。アーロンにも「なんで鉄道で帰るのー。すっごい遅いから誰も使わないよー」と言われる。。。![]()
車両は古いけど、思ったよりは悪くない、かなぁ。連休だからかほぼ満席状態。
珍しく!?予定通り2時間ほどでマラッカ最寄の駅タンピン着。そこから車でさらに1時間。途中ゴムの木を見学。初めて見るゴムの樹液。ミルクみたい。一人で300本ほどあるゴムの木の樹液を収穫するそう。
マラッカはポルトガル→オランダ→イギリス→日本と次々に占領された歴史を持つ街。日本占領期間は4年弱と短いので日本の名残はないけど、それ以外の国々の片鱗は街のいたるところで見られます。
まずはマレーシア最古の仏教寺院「青雲亭」。屋根には陶磁でできた美しい装飾が施されています。熱心な信者の方がたくさん訪れていました。
左のブルーのアロハなシャツの方がガイドのウォーさん
そして日本でもキリスト教の布教活動をしたフランシスコザビエルの教会を見学後、サーモンピンク色のマラッカ教会と現在は博物館になっている元オランダ総督の館へ。高床式の住居や婚礼時などの衣装、占領時代の歴史など幅広く紹介されています。
お昼はニョニャ料理のレストランにて。明の時代、中国人男性がマラッカに渡り、マレーシア人女性と結婚して産まれた男性をババ、女性をニョニャといい、そのニョニャさんが作った家庭料理をニョニャ料理といいます。チリを使ったスパイシーなものが多いです。写真を撮らなかったので、こちらを参照:http://www.asia-station.com/nyonya.shtml
その後マラッカ海峡へ。マラッカ海峡は全長900km、幅は広いところで250km、貿易上重要な航路のひとつですが、ソマリア沖同様海賊が横行している場所です
お決まりのお土産やに拉致された後、私たち二人だけはシンガポールに戻るので、別の車で駅まで送ってもらうことに。
予定では16時15分発の列車でしたが、運転手さんが駅に問い合わせたところ1時間遅れ
とのこと。「先週は2時間遅れだったよ」という言葉はなんの慰めにもならず。。タンピン駅はほとんどなーんにもない駅なので、ひたすら待つしかありません。しばらくすると1時間半に遅れは延びるとのアナウンスが・・
。
17時50分頃、やっと列車到着。
列車の中である乗客がジョホールバル(マレーシア最後の駅)に到着するのは何時が駅員に聞くと、「たぶん20時半」だという。たぶん・・って、これは当てにならないな・・と早々に悟る![]()
車内は中国系の人が多い感じ。コドモももう遅い時間なのに、キャッキャ走りまくっていて、眠くないのかなと心配になる。大人の私は充分眠いのにな![]()
本も1冊読み終わり、ちょっと寝てもまだまだ到着しそうにない
中国かインドの郊外に来た気分でこの列車のスローな動きとざわつきにひたすら耐えることにする。
結局ジョホールに着いたのは23時過ぎ。車内でマレーシア出国のサインがパスポートに書かれる。係員が順番にやっていくので時間がかかり、30分ほど停車。
23時45分、シンガポールの最初の駅ウッドランドで、今度は入国審査。これは全員下車して、構内の審査場に行き、荷物のX線検査を受けなくてはいけません。
全員終了後、終点のタンジョンパガー駅まで行く人はまた列車に乗り込む。0時30分タンジョンパガー着。ちなみにこのマレー鉄道の運賃、27リンギッド(約900円)。やっすー
国をまたいでいるとは思えません。
初めて来たマレー鉄道の駅は、モダンなMRTの駅とは違い、クラシックな雰囲気でちょっとステキ。
そこからタクシーで10分もかからず家に到着。すっごい長い1日だったー![]()
飛行機で帰れば全部で約3時間程度のところ、列車で6時間半もかけて帰るのは物好き過ぎでした。。移動は飛行機に限ります
お次の旅行は年末年始のヴェトナム
はハノイです。楽しみ![]()
おまけ
旅行に行ってもあまりお土産を買わない私たちですが、今回はこれを購入![]()
ガマッ石鹸。ガマッとは「なまこ」のこと。自己再生能力をもつナマコは食べると体の悪いところを治すとか。マレーシアにあるランカウイ島ではこのなまこのオイルを練りこんだ石鹸が特産品。ひとつひとつバティックに包まれかわいいので、友達に配るのにも便利![]()
まずクアラルンプール空港で探したけど、ランカウイにしかないよと言われガックリしてたら、今回のガイドさんが詳しい説明付きで紹介してくれました。1個10リンギッド(約300円)で、「10個買ったら1個おまけするよ」という常套手段に出てくる。日本では沖縄で作られているものがあるらしく、1個3000円位するので、この石鹸を気に入った人がわざわざこのガイドさんに送ってくれるよう頼むのだとか。我が家の大蔵大臣
に相談すると買ってもいいよと許可が下り、10個購入。わーい![]()
帰ってさっそく使ったけど、泡はきめ細かく、洗い上がりもしっとりでなかなかいい感じ
使用後の石鹸もドロドロに溶けたりしないし、いい買い物できたかな![]()
クリスさん、トゥルマカシー(ありがとう)








