Q1.認知症とデトックスの関係は?

認知症と「デトックス(解毒)」の関係については、明確な医学的根拠がまだ限定的ではありますが、体内にたまる有害物質(毒素)を減らすことが、脳への負担軽減や認知症の予防に役立つ可能性がある、という研究・仮説が増えてきています。

 

認知症とデトックスの関係:考えられるメカニズム

有害金属・環境毒素が脳機能に悪影響

·       水銀・鉛・アルミニウムなどの重金属は、脳神経にダメージを与える可能性がある

o   一部研究では、アルミニウムとアルツハイマー病の関係が指摘されている・

·       農薬・添加物・排気ガスなどの化学物質も、活性酸素を増やし、慢性炎症や神経変性に関与すると考えられる

解毒機能(肝臓・腸・腎臓)が弱ると、脳にも負担

·       肝臓や腎臓がうまく解毒できないと、有害物質が血流に乗って全身に

·       血液脳関門(脳を守るバリア)が破綻すると、毒素が脳に入りやすくなり、炎症や酸化ストレスの原因となる

「腸内環境」と「デトックス」は深く関係

·       腸が乱れると、腸内毒素(リポ多糖など)やアンモニアなどの有害物質が増える

·       腸のバリア機能が低下すると、腸内毒素が血流に入り、脳にも影響

o   これが「腸漏れ(リーキーガット)認知症」という仮説につながる

 

Q2.認知症とデトックスの直接的な関係とは?

脳に蓄積する毒素(アミロイドβや有害金属)は「排出されにくい」

·       認知症(特にアルツハイマー型)では、アミロイドβという老廃物が脳にたまります。

·       通常これらは、脳内のリンパ系(グリンパティック系)によって睡眠中に排出されます。

·       しかし、加齢・睡眠不足・血流障害・腸内環境悪化などで排出機能が低下し、脳に毒素が蓄積しやすくなる。

デトックス機能の低下が、アミロイドβの蓄積(=認知症の原因)に直結する

 

腸内毒素が脳にダメージを与える

·       腸内で悪玉菌が増えると、リポ多糖(LPS)という炎症性毒素が作られます。

·       腸のバリア(腸粘膜)が壊れると、それが血液中に流れ、血液脳関門を突破して脳に到達します。

·       すると脳内でミクログリア(免疫細胞)が活性化し、慢性的な炎症が起こる。

腸内毒素が、脳細胞の炎症と破壊を引き起こし、認知症を促進する

腸内毒素は、悪玉腸細菌が作り出す有害な物質の総称です

 

有害金属の蓄積が神経細胞を傷つける

·       水銀、鉛、アルミニウムなどの重金属は、脂溶性のため脳に入りやすく、排出されにくい。

·       特に水銀やアルミニウムは、神経細胞の酸化ストレスを増やし、ミトコンドリア障害や細胞死を引き起こす。

重金属が脳内にたまると、神経細胞の変性が進み、認知症の原因となる

 

解毒酵素グルタチオンの減少がリスクに

·       グルタチオンは、体内で最も強力な解毒物質・抗酸化物質です。

·       加齢、ストレス、加工食品の摂取、腸内悪化などで減少。

·       グルタチオンが不足すると、脳内の毒素や活性酸素を処理できず、認知機能の低下につながる

解毒力(グルタチオン低下)が弱まることで、認知症の発症リスクが高まる

追加:グルタチオンとは、グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸が結合したトリペプチドのことです。体内で生成され、主に肝臓に多く存在し、抗酸化作用や解毒作用など、体の様々な機能に関わる重要な物質。特徴:抗酸化作用、解毒作用、美白効果、免疫調整)