フィリピンには、スクウォッターがたくさんいます。

※首都マニラの4割の住民がそれではないかとの報告も。

先日、某援助機関の方と会話してますとき、公共事業実施にこの不法占拠者をいかに、
移転させるかで難儀しているという話を聞きました。

もともと彼らは不法な存在であり、水道や電気といったインフラを無断で拝借したり、
誰かの土地に勝手に家を建てて財産権を犯してたりするわけです。
衛生面にも問題があり、感染病が蔓延したり、犯罪にも手を染めるわけで、厄介な存在なわけです。

彼らが集まる場所は、水があるところです。
水のあるところはダムや防波堤など公共事業の対象になりやすいわけですね。
公共事業を行なうためには彼らをいかに移転させるかが往々にして厄介ごとになるわけですね。。

昔は、密かに放火を行い、無理やり彼らを追い出すようなことをしていたときもあったようですが、
さすがに今はないです。

彼らの多くは地方から就業機会を求めてくるわけです。

ここで面白い構図ができるわけですが、

仕事がない → 不法占拠する → インフラ無断使用 → 公共事業の妨げ → 移転を受け入れる → 住居の獲得

上の流れを見てもわかるように、政策決定者は地方の雇用機会をつくらないと、余計なコストがかかってしまうわけです。移転先で就業機会がない場合、また不法占拠を行なうわけです。

一方で、地方の雇用機会をつくるためには、やはりインフラ整備を行なう必要があるため、地方開発とバランスを取りながら都市開発を実施していく必要があるわけです。それが難しいのでしょうが。。

とにかく、そういった公共事業を推進する方々には、不法占拠者が存在する背景を考えた上で、PJを進めて頂きたいものだぁ~と思うわけです。。