昨日は一緒に暮らす義母のお誕生日でした。
78歳。
仕事に介護に家事に大忙しの
まだまだ元気で若々しいお義母さん。
イメージは、料理家の栗原はるみさん
これまでだいたい皆さん
私が義父母と暮らしていることを知ると
『うわぁ嫁大変やね。』
『姑さんとはどうなん?』
と
ドロドロの嫁姑話をどこか期待されるけど
『めっちゃいいお義母さんやから、ありがたいことばかりで』
という誰も求めていない返答に
相手をいつもガッカリさせてきました。
だって
本当に最高に素敵なお義母さんなんです
『ありがとう』の言葉さえ求めない与えるだけの真の優しさ
人とのいい距離感
芯の強さ
そして
忙しさの中に少しの余白を持ち笑顔で周囲を和ませる包容力
私なんて
『おいおい今のは「ありがとう」言うとこやぞ』
って思うし
未だにママ友という得体のしれない人たちとの距離感全く分からない。
芯はもちろん無いし
忙しさで周囲に闇を振りまくただのオバケ。
文章にするのが嫌になる。
こんな野郎が
こんなに近い距離で
こんなに淡々と凛と生きている先輩を感じて生きられるなんて
私の人生は、ラッキー以外の何物でもない。
自分に何か吸収できやしないものかと
日々お義母さんを研究したくなるキモイ嫁
でもって実は我が家。
病気じゃないのは、お義母さんだけ。
一緒に暮らす
義父(85歳)は進行性核上性麻痺、指定難病です。
私の祖母(95歳)も実父も、間質性肺炎、これも指定難病。
そして
実母は前頭側頭葉変性症で指定難病。
よくもまぁ、ここまで集まったものかという
指定難病一家。
だからこそ
絶滅危惧種のようなお義母さんを
大切にしなきゃと思うけど
健康な人は全員
この環境だと介護に追われる・・・
この環境では
健康=介護者
となる。
困った方程式。
病気の本人も本当に大変だけど
健康な人も大変な環境。
それでも
優しさを持っていられれば
しあわせを感じられるんだと
最高の先輩の姿から日々教わります。
最高の先輩がこれからも笑い続けられるように
出来る事をさせてもらおう。
78歳が笑顔の多い一年になりますように。