「認知症の診断前に戻りたいとは思わない。

今が幸せ。

生きていくことは素晴らしいと伝えたい」

 

下坂厚さんの言葉です。

 

昨日のハートネットTVを観ました。

 

 

46歳の時、若年性認知症と診断された下坂さん

 

『死んだほうがまし』

 

診断後は

そう絶望していた彼が

福祉職や認知症の仲間とつながることで新しい価値観と出合い、

 

 

『認知症になって

やっと自分らしくなった。

やっと自分というものに辿り着けたと思う』

 

 

そうおっしゃいます。

 

 

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画像
 

若年性認知症の診断を受けて

一年と少し

 

不安や哀しみが

なくなった訳ではないけれど

 

不安や哀しみがあることで

 

うれしさや楽しさを

より深く感じるように

なった

 

死んだ方がマシかと

思った時から

 

生きるという

あたりまえのことが

ありがたくなった

 

人と触れ合うことで

その優しさに包まれ

 

人は人で人になるのだなぁと

思えた

 

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(写真も言葉も下坂さんのSNSより)

 

 

 

今を生きる

今を感じる

 

下坂さんが発信する言葉の数々は

一つ一つが

大きくて

すなおで

まっすぐで

ダイレクトに私の心に届きました。

 

 

昨日の番組を見ていて

正直言って

私は始終苦しかったです。

 

 

どうしても

母の診断後1年と重ねてしまい

 

お母さん、ごめんな

 

 

申し訳ない気持ちしかなく

もう戻せない時間を悔やみ

ただただ苦しかったです。

 

 

診断後1年というと

私はまだまだ母の状況を把握出来ておらず

子供に振り回される時間の中で

母が何か言い間違ったり

違うものを手に取ったり

『これなにやった?』

そう不安げな顔で聞いてくるのに対し

 

 

『いやいやいや、これ違うやんえー

 

 

『これは違うってばえー

 

 

 

どうせそんな返しをしていた自分が想像でき

 

 

どうしてもっともっと母の立場になって

話せなかったんだろう。

どうしてもっともっと気持ちを汲み取れなかったんだろう

 

そう悔やんでも悔やみきれない気持ちでいっぱいです。

 

 

 

昨日まで出来ていたことが

分からなくなったり

出来なくなっていくのは

頭のどこかにあるんだけど

うまくつながらない

つながりにくくなっている

それだけなのに。

そういう病気なのに。

 

 

 

そして本人は

それに伴い

自分に自信がなくなる中で

そういう返しを家族にされれば

素直に

助けてほしい

教えてほしい

そう言いにくくなることは想像できます。

 

もう今更すぎて

悔やんで泣くだけでした。

 

 

 

 

下坂さんの発信される言葉の数々は

私に多くを与えてくれました。

 

 

 

今が幸せだ

やっと辿り着いた境地だ

言う言葉には衝撃ばかりでした。

 

 

死んだ方がまし

 

 

どんどん出来ないことが増えて

自分が自分でなくなることが怖く

止められず

明日への不安しかないだろう病気の初期の時期に

母も下坂さんのような言葉を発していました。

そこから

 

今を生きていることがとても幸せだ

 

 

と感じられるようになる道があったことに

嘆き苦しむだけだった

ちっぽけな自分は

愕然としました。

 

 

 

母がそう感じられる道へと導いてあげられたら

どんなに良かっただろうと

また悔やみました。

 

 

 

でも

でも

とても難しいけれど

今からでも遅くない

言い聞かせました。

 

 

償うつもり?

 

 

 

いやいや

償えませんし

償うのは何か違う。

そんなこときっと母は求めていません。

 

 

母は適した言葉も出ないし

母の心はくみ取りにくく

母の幸せも母の希望もはっきり分からないけれど

母は生きているし

一緒に生きていることがすばらしい。

 

 

改めて

自分が生きていること

母が生きていること

とても胸を震わせる大切な今を感じ

母を愛おしく

母と生きたい

母と笑う今を大切にしたい

 

 

そう思いました。

 

 

認知症であろうと

なかろうと

この世にいられる時間を

生きている当たり前を

もっともっと実感し

与えられた同じ時間の中で

もっと喜びを拾い、感じて過ごさないと

もったいないような気がしました。

 

生きてるって素晴らしい。

 

 

こちらは

下坂さんの表現する認知症の世界です。下差し

 

 

認知症の世界を再現すると、白と黒のトンネルの向こうから温かな光が差し込んできた|京都新聞 select (kyoto-np.jp)

 

夕焼けの空に

一日の終わりではなく

明日へのつながりをおもう

記憶が曖昧で

一日を振り返ることは難しいけど

明日を想い描くことはできるから

楽しい明日を想像する

 

(下坂さんの言葉より)

 

皆さん、今日も大切な1日を。

 

 

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