姉妹それぞれの想いを持ち、迎えた

2021年7月1日入所当日。

 

これまで過ごした母との時間はここで一旦ストップ。

そんな寂しい気持ちと

母がデイサービスに行っている短い時間の間に

施設へ引っ越し作業を完了せねばならない焦りがありました。

 

今回も協力的なデイサービスの責任者さんが

デイ終わりの送迎時、自宅でなく

施設に母を送り届けて下さる事に。

 

引っ越し作業が始まると

寂しさ、悲しみを持っている暇もなく作業に追われ

あっという間に

母の到着する時間に近づいていきました。

 

デイサービスの責任者さんから連絡をもらい

母を迎えに施設の入り口へ。

困惑気味の母でしたが

責任者さんに促され、私に手を引かれ

入口スロープを上がり

私たちが靴を脱ぐのを困惑しながら真似し

母の部屋へ。

 

 

またまた子供騙しなんですが

施設の母の部屋、これまで過ごしてきた自宅の母の部屋と

全く同じ家具の配置にし

見た目には

瓜二つにニヤニヤ

そうすることで、母がここで朝目覚めた時に、混乱が少しでも減るかな、、、と

試みました。

 

ドアを開け

母の反応は・・・

 

反応なしです。

ニヤニヤニヤニヤ

あ、私の部屋??びっくりという反応なら感激でしたが・・・。おいで

 

 

母がいつもその時間、見ているショップチャンネルにチャンネルを合わせテレビ

母の大好きな黒飴、パン、カルピスを手渡し

大好きなビートルズを流してブルー音符

母のここでの生活のスタートが

少しでも心地いいものになる事を願い

ドギマギ過ごしました。

 

母は立ったまま

座る事を促しても座らずバツレッド

渡したパンや黒飴にも手を付けずバツレッド

私たちがここにいるから、いるといった様子で

もちろん自分の部屋と勘違いなんてしていませんし

早く帰ろうといわんばかりの様子えー

 

私自身は心はバクバクバク滝汗

こんな始まりなのか、となんとも落ち着きません。

ここからどうするんだ?!といった感じでした。

 

何度か母の担当らしき職員さんが来られて

母への対応を私たちに確認したり目メモ

母と話してみてくれたり

そしてまたいなくなり

また現れ

3時間ほど私たちは心配で帰れませんでした。

 

コロナ禍で、施設側もそう長く居られても・・・あせるあせる

 

本音はそうだったでしょう。

 

それは分かっていても

その場を離れる事になかなか進めず時間が経ってしまいました汗

 

 

今日だけ泊まりましょうか??ニヤニヤ

 

ダメもとでかるーく聞いてみたり    ←相当うざい家族ガーン

 

とにかく長居しすぎていました。

 

 

私も子供達の帰ってくる時間が迫り

そろそろかなぁ・・・という時にスタッフさんに

 

私     『ここからどうすればいいんですか??』

 

と尋ねると

 

職員さん  『後は私達に任せていただいて。

         私が○○さん(母)と話しているすきに、そーっと出てくださいウインク

 

そう言われました。

 

妹と二人、母の後ろ姿を後に

部屋をでて

施設を後に

泣きながら立ち去りました。

 

 

 

おかあさん。。。。

 

ごめん。。。

 

 

このあとからは家でも何も手につかない放心状態。チーン

 

家の片づけもサクサク出来ず

なんとなくやって

 

 

お母さん、今どうしてるんやろう。。。。

 

座ったかなぁ。。。。

 

疲れてるやろな。。。。

 

寝れるんかなぁ。。。

 

知らんお風呂、入らんやろな。。。

 

ご飯食べへんやろけど、おいてきたパン食べるやろか。お腹すくなぁ。。。

 

優しくしてもらえてるかなぁ。。。

 

怒ってないやろか。。。。

 

母の今を知りたくてたまりませんでした。

 

そうして家の片づけがなんとなく一段落した

午後11時すぎ。

 

1本の電話が携帯

 

何こんな時間に?!ポーン

 

施設の番号です。

 

私    『もしもし??』

 

 

あちら 『もしもし夜分に申し訳ございません。グループホーム○○の者ですが

      ○○様(母)のご家族様でしょうか??』

 

 

私    『はい、娘ですが。』

 

 

あちら 『お母さまが施設2階より転落され、救急車を呼んでいます。まだ着いてないのですが

       一緒に乗っていただけませんか??すぐ来れますか??』

 

 

私    『え??ガーンえ??なんで?ガーン今2階から落ちたんですか??え??ガーン

 

 

あちら 『はい。開いてた窓からベランダに出られて、下に降りようとされたかと!!』

 

 

私   『えーーーーー?ガーンガーンガーンえ?母はどういう状態なんですか??ガーンガーン

 

 

あちら 『急いで見に行きましたら、地べたに座って立てない状態でしたので

       職員が支えて車いすになんとか移した状態です。』

 

 

私  『ごめんなさい、意味がよく分からないですガーンガーン え?なんで?え?ガーン

 

 

 

あちら  『すみません。夜勤でフロアに一人しかおらず、付き添いが出来なくて・・・

        今責任者も施設長もこちらに向かっていますので、

       すぐ追いかけるつもりなんですが、

       同乗者がいないと・・・どれくらいで来れそうですか??』

 

 

私    『えーんえーんえーんえーんえーんすぐいきます!10分待ってください』

 

 

急いで妹にも連絡し、すぐさま駆けつけました。

 

私が施設に着くと、もう職員さん、妹が同乗し救急車は走ろうとするところ。

主人の車で救急車の後を追い

救急外来のある総合病院へ母は運ばれました。

 

暗く古い建物の中は

私たちの不安をあおる一方。

待合室でどれだけ待ったでしょう。

ずいぶん長かったと思います。

 

 

 

看護師さんに呼ばれ、当直の若い先生から説明がありました。

 

先生   『お母さんはこのまま入院していただきます。

        転落により下半身の大多数、骨折されています。

       今CT取らせていただきましたが、

       ざっと左太もも、右足首、骨盤は数か所、他も細かくは大多数です。

       手術は大きく2か所になるかなと思います。

          細かい日程は主治医から明日連絡します。』

 

 

聞いているけど、頭に入ってこない・・・なにも。

 

聞けてる自信がなかったので

携帯で録音しておき

 

今、お母さんは??ショボーンショボーンショボーン

 

 

先生の話がおわるのを待つだけでした。

 

 

話が終わったようで

 

私    『母に会えますか??』

 

先生   『今、ちょっと顔みるくらいなら』

 

 

そう言って

背後にあったカーテンを開けました。

 

 

お母さんは担架に寝かされ、何度か座ろうと首を動かし、

痛むのか、また仰向けに。

そして

天井をじっとみつめていました。

 

 

 

私・妹  『おかあさん!!!!!』

 

反応はありません。

 

 

私    『痛かったな、ごめんな。』

 

 

妹    『寒くない??痛い??』

 

反応せず

じっと天井を無表情で見上げています。

 

母は何を思っているのでしょう。

全くわかりません

 

デイサービスから帰ってきたと思ったら、どこだか分からない場所で

一人残され

何も疑わず、ただただ帰ろうと思ってただろう。

そして

どういうわけかこんな事になり

動けないんです。

痛いだろうし、寒いだろうし。

無理やり抑えられてCTを取り

勝手に着替えさせられ

オムツまでされて・・・。

 

最悪やな。。。

ごめん。。。。

 

守ってあげれなくて。。。

 

 

ごめん、お母さん。。。

 

 

 

それを最後にもう何か月も会えず

いまだ入院中の母です。

 

あの日を境に母の人生は大きく変わりました。

私もあの日を巡り、色んな葛藤、選択、気持ちがうまれ

自分を恨み、人を憎み、人に助けられ、家族で支え合い

ここ数か月過ごしてきました。

 

そして

今までずっと始めたかったブログを始めました。

 

ここで、自分の想い、過去の自分の整理が出来

今は前を向けていると思います。

 

いつも読んでくださり本当にありがとうございます。

 

 

ここからは、後ろ向きだった自分もさらけ出しますが

皆さんと共に前に進んでいきたいです!!

 

ここで過ごすはずだった母のお部屋