母の万引き行為、失便(↓)を経験しながら
閉じこもりがちで、苦しい時間をただただ乗り越えながら
時は過ぎて行きました。
施設入所に関しては
妹 『私が、入所することにYESと言える日はずっと来ないと思う。
だから、お姉ちゃん決めてほしい。』
いつも施設入所の話になると、妹は泣きながらそう言いました。
母本人は『施設入所は嫌だ』と遺言のように訴えていたし
私たちはいつまでも支えたい。
でも、もう私も、自分の家族の生活が滞ってきていたし
妹も仕事は続けたいと決めていました。
仕事を辞めてしまうと、母がいつか亡くなった時、自分には何も残らないからです。
新しいデイサービスを試す事やショートステイを試す余力もなく
母の一人の時間、たった2時間を埋める事が叶わず
もう安心や安全を与えられていない生活。
偏食を見逃し、健康の方もないがしろに。
失便で妹は仕事を続けられなくなるかもしれない。
私も正直、頭も体も疲れ果てていました。
だれか助けてほしい。
そう毎日思っていました。
心も体も辛くて、ふと力を抜くといつも泣いていました。
とにかく見学へ。
入所するしないは、後で考えればいい。
『意外といいやん』と思えるかもしれない。
とにかく一歩前に進んでみよう。
妹を説得し、見学することを始めました。